こんばんてーん

げきみそです。

キン肉マンの単行本、9月の89巻から続いて2ヶ月連続刊行という珍しいかたちになっておりましてー

この10月は早速、次の90巻が出ております！

( ￣▽￣)ノ

バトルモードのウォーズマンに続く表紙はパピヨンマンとの試合も白熱しているネプチューンマン。

まだ本編は先の試合が佳境というところ、必殺のパロスペシャルを仕掛けるウォーズマンと自身を強化していた液体金属で相手を封じようというペシミマンの攻防。

心から笑えているのかと問うペシミマンに対して、オニキスマンから教わった“プライド”を解くウォーズマン。ロボ超人として世の中に絶望している前者と光明を見出だせている後者の対比が描かれている。

しかし…既のところでコーティングが全身を多い技を極める動きも封じられてしまう！

そのままパロスペシャルを外され、コーティングの上から諸共に粉砕されるウォーズマン！

だが、未来を諦めて潰そうとしていたペシミマンの心情にも少しは響いたようで、まだ否定的なものの…ここでのやり取りは何か今後への布石になりそうな予感を残すものになりましたね。

一方…

パピヨンマンに対するネプチューンマン、ゼブラやマリポーサが奮闘していた時から噴出していた土地からのエネルギーを利用して、久方振りのマグネットパワーを充填！

それにより圧倒的に超人パワーでは優る相手を翻弄する程に。

時間超人は命の源としてマグネットパワーを採掘しているという言い分だったが、五大刻の中でもサイコマンに酷似しているファナティックだけは戦いに使っていたとか。

この辺も、何かしらの伏線にするつもりあるのかなぁ？

それでも強力な時間超人の猛攻、しかし脳天から出血していても高笑いをしているネプチューンマン、っていう異様な光景が展開される独特な試合が続き…

完璧超人といえば雷を掴んで投げる“サンダーサーベル”も披露、そこからのリングへ向けた特大の落雷！

これによって、通常とは違う岩盤で出来たリングそのものにマグネットパワーを纏わせることでフィールド全体を有利な環境に変えてしまう荒業。

そういうの…よく悪役側がやって正義超人が翻弄されるパターンとかありますけど、この場合は立ち位置も複雑だからなぁw

リングに叩きつけようとも磁力で撥ね退けられる…のだったら空中戦だと、マリポーサへのトドメとなった必殺技の前段である締め技でそのまま落とそうという手に。

顔面蒼白で失神かと思われたネプチューンマン…というのはブラフで、パピヨンマンを油断させてから再び余裕で返していく。

それも、終始相手を見下した様な態度が気に入らないから敢えて翻弄させていたという、キン肉マンの敵キャラではありがちな立ち振る舞いではあるが当然の憤りを見せるネプチューンマン。

我慢の限界だったのかブチ切れてシンプルなビンタの連続、ここのネプチューンマンは良かったよねぇ〜w

敢えて相手の攻撃を受けたうえで余裕を見せるところとかも含めて、独特な立ち回りをしていたこともパピヨンマンに対するアンチテーゼのようなものだったんでしょうね。

余裕綽々な奴に対してはそれを上回ることをやって退ける、実際のプロレスとかでも煽るパフォーマンスとして有り得るものだから、そういう面でも見応えのある展開。

そして、己の鱗粉からアバターを作り出していたパピヨンマンに対抗して、磁力を帯びた岩盤リングの破片からタッグパートナーを錬成するネプチューンマン、その姿は…ビッグ・ザ・武道！

武道の正体が何たるか、また現在アニメ化されている新シリーズでは別の武道も出て来ていたりもするが、やっぱり相方として動かせるにはこの形がベストってことなんだろうか。

まぁ、これも相手への見せ付けって側面が大きそうだけど。

こうなれば、あとは必殺のクロスボンバー！

相方が砂鉄を集めた紛い物だとはいえ、やっぱりマグネットパワーを充分に含んだ元祖のフェイバリットが炸裂する様は圧巻。

さすがの時間超人も、これには一発K.O.！

これまた見せ付けるような勝ち名乗りを上げるネプチューンマン…

ちょうどこの巻のカバー裏にある作者コメントでは今年7月にハルク・ホーガン氏が亡くなられたことにも触れていますが、モチーフとなった超人の活躍がこのタイミングで描かれていたのも、運命じみたものがありますねぇ。

( ￣ω￣)

ウォーズマンも語っていた、自身が担う責任という話。

ネプチューンマンに関しても地上に残る数少ないマグネットパワーの使い手として、それが悪用されることは防がなければならない決意も新たに見せる様が。

バベルの塔の試練を乗り越えた超人達は特に、この“責任”みたいなものが向こう暫くのテーマとして乗っかるのだろうか。

一方そのころ…では、ザ・ワンに師事することになったバッファローマンの様子もチラッと。

天空の浮島では後の悪魔将軍等を生み出すかつての完璧超人始祖の連中がザ・マンに最初に稽古をつけられていた逸話、そこで同じ様に修行することになる。

同様にザ・ワンに付いてったロビンやアシュラがどうなってるのかは不明のまま、とりあえず忘れてないよ程度でしたが。

そちらも気になりつつ、五大刻との戦いの方…お次はいよいよキン肉マンの出番！

読者的には明白だが劇中では謎の人物でしかない新たなグレートとのタッグは果たして…といったところで、次巻へ。

今回、ネプチューンマンの戦いはいろんな意味で面白かったですけれども、次なるタッグ戦もなかなかのことになってましたからね。

一応ずっと本誌で読んでるので展開はわかってるんですが、それはそれとして単行本であらためて読むのも楽しみで仕方無い訳ですよw

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO(￣□￣ o）

超電磁力操者の真髄!!