こんばんてーん
勇者シリーズど真ん中世代、げきみそです。
スパロボからのロボット物繋がりで…
今月、あの勇者シリーズの最新作『勇者宇宙ソーグレーダー』のコミカライズ版、単行本の1巻と2巻が同時発売となっていました!
(  ̄▽ ̄)ノ
それこそ3月頃だったか『スパロボDD』にも期間限定イベント参戦という形で動く姿も御披露目されていましたが、ウェブ連載の漫画版も刊行スタートということで。
本作は90年代のロボットアニメを代表する“勇者シリーズ”の完全新作としてウェブ小説版から始まり。
単行本の帯にも「歴代勇者集結!」とありますが、その触れ込みの通りに歴代勇者シリーズが総登場するものとして描かれ、新作と言いつつ…例えるなら『仮面ライダーディケイド』のように過去作品の世界を股に掛ける存在。
米たにヨシトモ監督が原案と監修、コミカライズにあたっての作画担当は『ジンキ』シリーズでもお馴染みの綱島志郎先生となっております。
内容としては、家族でキッチンカーを営む普通の主人公の少年が…
ある日、不思議な少女と出会ったのも束の間トラブルに巻き込まれていくという、定番のボーイミーツガール的な要素と勇者シリーズらしく少年と勇者ロボとの掛け合いもある、良くも悪くもベタな展開。
突然戦火に見舞われる街、戸惑っているところに…
何故か自分ちのキッチンカーがロボットに変身!
ソーグという名の“勇者”となって敵に立ち向かう、っていうね。
歴代の勇者シリーズとクロスオーバーすることが前提の作品ですが、このコミカライズ版でも最初の事件で主人公・タイラ少年の住む街を襲っていたのが…
『勇者エクスカイザー』に登場する宇宙海賊ガイスターの面々。
これは本作での悪役“グラッドン”という何某かに寄生されて戦闘員として使われているようだが、本編では有りえないチームワーク(笑)で意外な強さを発揮していたりしてね。
これに対抗するソーグは、船・新幹線・竜を模したサポートメカと合体!
あらためて“ソーグレーダー”として立ち向かう!
この辺は漫画ではあるが合体バンクをしっかりと作られてて、いつか正式に映像化される場合も見越しているんだろうなとは思いつつ、勇者シリーズとしての拘りが感じられるところ。
キッチンカーだった内部ではタイラ少年がエネルギーを調理?してサポート、ただ巻き込まれてるだけじゃなく戦闘面でも役割があるってのは大事な要素。
なんとかガイスターを退けたかと思えば次の相手は…まさかのバーンガーン!?
こちらはゲーム作品でのオリジナル勇者ですが、その主人公機のグレート合体形態がグラッドンに寄生されたダークグレートバーンガーンとして敵の尖兵に。
しかし僅かな意識で「融合している少年たち」を庇いながら洗脳と戦い続けているという結構ハードな状態。
ここでは、何れ助けるぞという誓いのもとに異次元へ見送るだけとなったが、歴代作品の敵だけでなく主役級までもが洗脳されて十把一絡げの戦力として登場するのは…ファンサービスとしてはエグいw
タイラ少年を連れたままのソーグ達は、なんやかんやで次元を超えて歴代作品の世界を往来することになるようだが、
バーンガーンが出たかと思えば、更に…
『ガオガイガー』に次ぐ、幻の企画として実現されなかった『フォトグライザー』が登場!
結局はボツ企画だったものだが、それを逆手に取って本人達も己のことをよく分かっていない未完成の存在として描かれ、どうやらレギュラーとして旅に同行する模様。
ゲームオリジナルから幻のデザインのみだったものまで“勇者シリーズ”ならば全てを内包しようという、なかなかの内容になってますね。
2巻の最後、次に一行が訪れたのは『マイトガイン』世界。
吉永サリー等も出演、トラブルには勇者特急隊が駆け付けるという展開にもなり、バーンガーンのように洗脳されている勇者だけでなく本来の活動そのままの世界もあるんですね。
まずは知名度の低いところから、徐々に歴代アニメ作品の世界を渡っていく感じでしょうか。
どうやらグラッドンという敵も組織的なものみたいですが、まだまだ序盤なので今後の展開を楽しみに追っていきたいですね。
(  ̄▽ ̄)
ちなみに、
1〜2巻に前後編で『ガオガイガー』の外伝として、テレビアニメ本編と『FINAL』の間にあたるキングジェイダーを主役とした読切も収録。
こちらは綱島先生が初めて手掛けられた勇者シリーズのコミカライズということで入ってるようですが、何気にこれだけでも必読の価値有りですね。(^^)
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)