こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

今週(3月19日)で、

 

 

ドリームキャスト版『北へ。 White Illumination』が発売から25周年を迎えましたよ、っていう話。

(  ̄▽ ̄)

 

 

昨年の11月でハード自体が25周年となっていたので、わりと初期頃のソフトとなる『北へ。』ですが。

 

個人的にドリキャスは『サクラ大戦』シリーズのために買ったのが切っ掛けではあるものの、思い出のソフトは何だと問われたら本作を先に挙げるかもしれない…というくらい、とても印象に残っている。

 

 

『北へ。』は、高校生の主人公が夏休みに北海道の親戚のところへ約2週間滞在して各地を観光しながらヒロインと出会い、冬休み(年末)に再び訪れてヒロインと結ばれるか…という、所謂ギャルゲー的なものに分類されるジャンル。

 

なんだけど、その本質は入念なロケハンに伴う忠実に再現された北海道の景色と情報が堪能出来る、リアル旅情ゲーム。

 

北海道に本社を置くハドソンだからそこ出来たとも言われる、とにかくリアルな北海道を楽しめる…っていうか、そこを訪れている疑似体験が出来るあの雰囲気は本作ならではの魅力。

 

 

おそらく私と同世代の男子は『北へ。』と『水曜どうでしょう』で北海道に憧れていた者が多数居たことであろうw

 

 

ヒロインは同世代から年下・年上まで様々ってのは勿論、特に当時としても結構な豪華キャスト陣だったことも特徴でした。

 

今では(当時既に)ピカチ○ウでお馴染みの大谷さんやガンダムシリーズで主にハマーン様が名高い榊原さんが、そこいらのギャルゲーでは有り得ない普通に攻略対象ヒロイン役として連ねているのは、もはや奇跡w

 

 

各地をリアルに観光しているのもそうですが、街を彷徨くなかでゲームセンターに寄ったら

 

UFOキャッチャーやシューティングゲームで遊べるとか、ひまわり畑での3D迷路、牧場のお手伝いイベントでは牛の乳搾りなど、手の混んだミニゲームの数々も秀逸。

 

 

そんな息抜きのミニゲーム、リアルな旅行感覚、また独自の会話システムがマンネリになり過ぎない攻略感を与えてくれて、一度ハマれば中毒性は抜群!

 

…ただ、ギャルゲーだと思って手を出すと独特過ぎるし、操作性もそこまで良いとは言い難いので、ハマれるかどうかは結構人を選ぶかなとは思いますが。

(; ^_^)

 

 

 

しかし、発売から四半世紀が経っての評価点としては、そのリアルさを追求された「1990年代末期の北海道」の補完。

 

年代的にメニュー画面からの連絡手段はPHSだったりするし、

 

タウン情報の項では、やけに色気の無い(笑)地図と地元の各種ホームページへのリンクがあるという細かさがあり…

 

私は後年知りましたが、どうやら本作は地方観光事業の何かしらと連携されていたそうで、実在するスポットがそのまま登場するのも、そういった絡みからだった模様。

 

その目的で作られたのが…なんでこの独特なギャルゲーなのかってのは疑問ですがw

 

 

 

『北へ。』のシリーズとしては、後にPS2で『Diamond Dust』というヒロインを新キャラに置き換えた作品があるものの、そこで途絶えてしまっています。

 

アニメ化もされて人気もそれなりにあったのだろうが、残念ながらハドソン自体が潰れてしまったのは致し方無い…!

(⁠ ⁠;⁠ω;⁠)

 

 

旧ハドソンのIPなので、現在は他シリーズ同様にコナミが版権を持ってるんだろうとは思うんだけど、今のところ『北へ。』を正規でプレイするにはドリキャスかPS2のソフト実機しかないのが惜しい。

 

配信や何やってのが一切無いのは、その辺のIP問題だけでなく実在するスポットの大多数が現在は無くなっていたりとか、地域振興に絡んでいたが故の利権問題があるのかな…という難儀なところが💧

 

 

なんとか…

SwitchでもPS系でもアーカイブ化されたら非常に嬉しいんですが、何よりもそれが無いことでオススメしたくても「ドリキャスの実機で」というハードルが高いですからねw

 

しかも、ちょっと前までは中古でも安価に投げ売りされていたはずが、数年前から急なプレミア化がされているとか何とかで、本体が生きてる人でもソフトの新規入手が難しい、という。

 

まぁ、20年以上前のゲームってなると中古でも調達が難しいのは当たり前だけど、それにしたってハードル高いのがなぁ。

(; ^_^)

 

 

 

なかなかに渋い作品ではあるけど…

 

もっと知られて欲しい、隠れて欲しくない名作、ですね。(^^)

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)