こんばんてーん
げきみそです。
みんな大好き国民的アニメ、
『アンパンマン』
ちょうど先月、アニメ放送開始から35周年を迎えていたとのこと。
1988年の秋から…ですので、まさに昭和の終わり際に始まったアニメ。次の春改編からスタートだったら平成の初めだったので、昭和最後の大作っていう感じ。結果的に。
先月この話題を目にして、そういえば私が保育園に入る少し前のから始まって通園してからは帰宅してアンパンマンを楽しみに観ていた覚えがホントにありますからね。
初回の流れ星からアンパンマンが誕生してくるシーンはとても強く印象に残っている。
そんな『アンパンマン』ですが、
35周年記念として特別編、ジャムおじさんが子供の頃のエピソードなんてのが放送!…それは観ないと!
∑( ̄□ ̄;)
ってことで、録画しとこうと思ってたんだけど秋田県では約1ヶ月くらい遅れて放送されているので、この回の放送あったのが今週ようやく、でした。
サブタイトルは「ジャムおじさんとアンパンマン」という、ありそうで無かったであろう題目。普通はどっちかと誰とかだからね。
ある日、パン工場での団欒中にクリームパンダの何気無い「ジャムおじさんはどうしてパンを作っているのか」という質問から、バタ子さんですら知らなかったジャムおじさんがパン職人になった理由が語られる。
そもそも、ジャムおじさんの少年時代とは…?って感じなんで、それだけでも特別編らしい話。
少年時代のとある時に、空腹で途方に暮れていたジャムおじさん少年。←
ひもじさを感じていたところに夜空を見上げると無数の流星…その中のひとつが少年の手に降りて来て、アンパンへと姿を変える。
それを食べた美味しさと満足感から、お腹を空かせた皆に美味しいパンを届けて自分のようにひもじい思いをさせないようにしよう、と決心した少年。
…それが、後のジャムおじさん。
それかパンを作って配っていた某日にアンパンマンが誕生する第1話のエピソードになる訳ですね。
こうなると…
そんなジャムおじさんのところで理由も知らず一緒にパンを作っているバタ子さんは何なんだ、ってなるけれどもw
このエピソードが原作にある構想なのかアニメオリジナルなのかは分かりませんが、35年経って初めて語られる物語の始祖・ジャムおじさんがパンを作る切っ掛けという。
さらっと語られていたけど、放送開始当初をリアルタイムで追っていた世代としては感慨深い話でしたねぇ。
(  ̄▽ ̄)
そして、ここから…
ある意味、本命の件。
いつものパトロールをしていたアンパンマンは、お腹を空かせている“ポエムさん”なる者に出会う。
ここまで道中で何人かに顔を食べさせていたところ更に顔を与えようとするアンパンマンに対して、そんなことをして君自身は良いのかというポエムさん(CV古谷徹さんw)。
それが自分の役割だと毅然と応えるアンパンマンに「何の為に…何が君の幸せ…?」と、主題歌の詞を用いて問いかける意味深な展開。
その後は、
暴れ散らすバイキンマンが、
新しい顔で元気を取り戻したアンパンマン達にしばかれる、という本作品の定型そのものの流れになる。
いつもはAパートとBパートで別の話だが今回は通してひとつのエピソード、ジャムおじさんの過去とアンパンマンのそもそもに迫る問い掛けで、王道展開ながら薄っすらとした深み。
ラストシーンでは、後日またパトロールでお腹が空いている人を見付けては顔を食べさせるアンパンマン…を、主題歌の詞を述べながら見守るポエムさんという、視聴者目線のようなメタっぽい締め方。
おそらくアンパンマンには珍しい形なのかなと思いますが、子供よりも一緒に観ている親御さんやかつて観ていた人達に向けての、アンパンマンとは?をあらためて描いていた感じですね。
後半のポエムさんに関しては何も情報を無く観たので、ちょっと鳥肌もんでしたw
私が『アンパンマン』を追っていたのは子供だった当時の(放送開始から)数年間なので、近年になってレギュラーにコキンちゃんなんてのが増えてるのを見て驚いたくらいですが、あらためてアンパンマンというヒーロー像を食らわされた気がしました。
(; ^_^)
アンパンマン…
いまだに世の中のチビっ子は必ず一度は観て育つであろう絶対的な存在ですから、いつまでも普遍的なヒーローであって欲しいですね。
もう、日本人は総じてアンパンマンから道徳を学べばいいと思う。←
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)