こんばんてーん
げきみそです。
今週(7日の土曜)から、
また地元のまんが美術館にて、新しい企画展「釣りキチ三平 生誕50周年記念展」が開催されております。
(  ̄▽ ̄)
一昨年にも矢口高雄先生の画業50周年記念がありましたけど、今回はその矢口先生の代表作『釣りキチ三平』の連載開始から50周年記念というイベント。
生前は同美術館の名誉館長を務められていましたし地元のレジェンドですから、会期も1月下旬頃まで約4ヶ月と長期開催となっていますね。
まぁ私は地元だもんで、しっかり初日から行って参りました。
ホントはオープン直後にセレモニーとかもあったんだけど、ちょっと午前中は都合が悪かったのでそれは観られず。着いてお昼頃でしたが、まぁ普通に人も居たし私が帰るのと入れ違いで貸し切りバスの団体客なんかも来ていたので盛況でしたね。
…さすがに「エヴァ博」程の異様な盛り上がりではなかったけどw
展示内は概ね撮影も可能ということで。
ゲート入ってすぐのところには現名誉館長の高橋よしひろ先生からの寄稿なんかも。
50周年に因んだ三平と50人のキャラクターを描いたパネル。
歴代の単行本だけでなく、連載当時の少年マガジン本誌なんて珍しい代物もありました。(さすがに手に取れないようにはなっていたが)
作品単体の企画展ってことで、初期のものからエピソード毎に原画が纏められて展示。
最初のところには序盤のエピソード「夜泣谷の怪物」から岩魚を釣り上げるシーンをイメージしたスタチューフィギュアの展示もありました。
これはそれこそ50周年記念で作製・販売されていた(今でも?)代物だそうで。
ちょうどその辺の原画もあったので、当時の原画と現代の技術で作られた精巧な立体的と、どちらも違った魅力のある迫力を見比べられますね。(^^)
入口付近にもあったけど、最近では珍しい朱色の二色刷り原稿もそこそこあって、私は子供の頃までこういう二色ページって馴染みがあったものなので懐かしさも感じながら。
逆に珍しい一枚絵ではない本編のカラー原稿も。
矢口先生のカラー絵は特に風景が美しいんですけど、劇中で躍動感のある三平のカラー原稿ってのも新鮮でしたね。
展示スペースになっているホール内では敢えてステージ部分の幕を降ろしてて、美術館名物でもある三平と山女魚が描かれた緞帳を大きな展示作品にしているところも良かった。
緞帳の側には主要キャラクターの(おそらく等身大?)パネルが添えられて。
その手前には同作品が取り上げられた漫画雑誌以外の媒体、主に釣り雑誌等の展示。…私は地元民だもんで逆に全国的にはどうなのかってのが分からなかったりしますが、やはり釣り漫画としては王道なのかしら。
原画展示の後半には、歴代の三平と絡んだサブキャラクター達の紹介的なコンセプトのコーナーも。
いつもは絵的な綺麗さとか、風景や釣りの場面、魚を始めとした生き物の細かな描写といった面が注目される矢口作品ですが、人物からのドラマ面がピックアップされることは少ないので個人的には良いなと。
時代背景もあるけど、この田舎の山村を舞台にした作品ならではの暗さや現実的なところの描き方が上手いので、少年が釣りをしている…以外の認識が無い方には是非とも目を留めて欲しいコーナーですね。
(  ̄▽ ̄)
他、晩年のシリーズにも触れられていたり、
矢口先生の作業場をイメージしたアトリエ風の展示、
また今回は50周年だけど、同じく30周年の時に記念で発行されていた三平くんの住民票とかも。…これ見るの久しぶりだなぁw
あとは、いろんなグッズであったり各地方の催事や自治体の何らかのポスターに起用されたものとか、アニメの台本なんてものまでありましたね。
いつもは館内のカフェにあるモニターでそのアニメ版が流されてたりもするんだけど、アレを今になって観ると…秋田(東北)弁訛りなこともあるから余計に、三平くんと一平じいちゃんが悟空と亀仙人(初代)なんだよなぁw
そのカフェではまたコラボメニューやら、
これもお馴染み、スタンプラリーの企画なんかもあるんですが、土曜はそのあとに別の用事もあったので…また後日に堪能させていただこうかなと。
まぁ一旦後回しに出来るのが地元民の強みでしょうか。
(; ^_^)
館内の2階にある無料展示コーナーでも「まんが水族館」と題して同作品から魚類が描かれた場面の原画が飾られているので、期間内に来られた方はこちらも観ておいて欲しいところ。(^^)
ちなみに、作品の公式HPでは関係者・御家族様によるイベントのリポートなんかも挙げられていたので、もう詳しくはそちらをご覧下さいw
会期が長いこともあり途中で付随するイベント事であったり後半には少し内容が変わるところがあったりと、初日に隈無く味わっていたとしてもリピートしなければ…という面もあり。
個人的には、秋は収穫の時期なのもあるし終われば冬…降雪の時期になってはしまいますが、また何度かゆっくりと観て廻る暇が取れればいいなぁ、と思っとります。
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)