こんばんてーん

 

やっぱり紙媒体派、げきみそです。

 

 

先週の火曜ですか、休刊となってしまう漫画雑誌“イブニング”の最終号が発売に。

ちょっと前に告知があった時も唐突で驚きましたが、遂にその最終号が出てしまいましたねぇ。

 

せめてこの号は読むだけじゃなくて手元に欲しいと思っていたので、ウチの地域ではこの手の週刊誌は全国より1日遅れて店頭に並ぶので、水曜からちょいちょい探していたのですが欲しい時には意外と見つからないもので。土曜になんとか買うことが出来ました。

 

…みんな考えることは同じなんだろうなぁw

(; ^_^)

 

 

最終号ってことで、現行での人気作『ふたりソロキャンプ』を始めとして休刊と共に最終回を迎える作品も多くフィナーレがあり、かつて同誌にて連載されていた『よんでますよ、アザゼルさん』や『ギャングキング』といった名作の特別編が掲載せれていたりと、最期らしく特別感のある内容になっていました。

 

アザゼルさんは一時期の看板作品だったよねぇ…という印象。

 

アニメ化は勿論、つい最近ではそのアニメ版キャストによる舞台化なんていう展開もあって、ちゃっかりそれの宣伝も入れてくるあたりは流石でしたがw

 

連載が継続されるものの大半はウェブ版“コミックDAYS”に移籍、ということもあるのかそれもガッツリと告知。

 

最後までメタ的なネタを入れつつ、アザゼルさんらしい惜しみ方をしてくれてましたねぇ。

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

そう、ウェブに移籍する作品もあれば最終回になるものもあって。

中には移籍は叶わなかったが最終回とはせずに、クラウドファンディングにて続編を…なんて作品もあったのは驚き。まぁ、それだけ急に決まった休刊だったのかなというのが伺えるところですけどね。

 

イブニングでは長寿連載となっている真船先生の『K2』は件のコミックDAYSへ。

往年の名作『スーパードクターK』シリーズですが期間にして原典の倍以上やってますから、とりあえず更に続いていくだけでも良かったなぁ、と。

 

真船先生といえば、かつて“マガジンZ”が休刊になった際にも某ウルトラマン漫画を連載されていて、それなんか完結まで更にもう一度移籍があったりとか、なんか…私が見掛ける講談社の雑誌休刊には立ち会われているイメージがあるw

 

 

また、こちら終わってしまった『きりもやびより』はみずしな孝之先生の作品。

先生は前作『いとしのムーコ』で毎号表紙のどこかにムーコが居るとかネタ的にもイブニングに貢献されていましたよね。

 

個人的には、それこそムーコが秋田を舞台にした作品だってところからイブニング本誌もよく読むようになったという覚えがあります。みずしな先生のことはファミ通などで存じていたので、より親近感を持って読んでいました。

 

休刊で本作は終わってしまいましたが、みずしな孝之先生はまたコミックDAYSでの新連載が準備されているそうなので、また秋田を描いてくれとは言わないけど(笑)応援していきたいですね。

 

 

 

そして、そんな繋がりもあってなのか…

 

私の地元にあります“まんが美術館”では、さっそく今月末から「THANK YOU イブニング展」という原画展が開催されます!

∑( ̄□ ̄;)

 

2019年から現在の体制に大幅リニューアルしている同美術館ですが、改装準備を含めた約2年の休館に入る前の最後の大きなイベントは『少女ファイト』の日本橋ヨヲコ先生の原画展だったりしてましたから、きっと懇意にしていたとこもあるんだろう。

 

何かしらやってくんないかなぁ…とは少し思ってたけど、こんなに対応が早いとは。

あの館長さんのことだから、おそらく休刊が発表された瞬間から動いたのかもしれないなぁw

 

 

 

背表紙を開いたとこには、まるごと1頁の謝辞も。

マンガ雑誌を読むことは人生を一緒に歩むこと…って、大袈裟に聞こえるけどホントにそうだなと思うわ。

 

子供の頃に読んだマンガ雑誌で人生は変わっていると思うし、イブニングなんかは対象年齢がちょい高いだろうから社会人になってから日々の生活の中にあるような存在…とか、そこに普遍的に在ると思っているものがそうではなくなってくると、時代の移りを感じてしまうよねぇ。

 

 

とにかく、個人的には紙媒体のマンガ雑誌がまたひとつ減ったというのが寂しい。

電子書籍が便利なのは重々承知のうえで、それでも紙媒体があってこそのものだと信じたいものです。

 

いやぁ…切ない話だねぇ。

(  ̄ω ̄)

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)