こんばんてーん
げきみそです。
先週から開け始めているライダーの食玩“SO-DO CHRONICLE”の『龍騎』第3弾。
前弾のナイトサバイブ、同弾の龍騎サバイブ、と最強フォームが続きましたが今度は逆にこちら。
オルタナティブ!
\( ̄□ ̄;)
『龍騎』の世界における仮面ライダーとは主に「神崎の作ったシステムのデッキを使って変身する者」を指しますが、オルタナティブはそれを模倣して作り出された物。
なので公式の分類としては“ライオトルーパー”等の量産型と同じく擬似ライダー、若しくは(ディケイド以降の一部では)ライダーよりも怪人寄りの扱いになっていることもありますが。
ただ基本的には「モンスターと契約、ライダーデッキとアドベントカードを用いて戦う」というシステムは同様なので、視聴者的には完全に“仮面ライダー”でした。
この“SO-DO CHRONICLE”シリーズでは当初から「13人のライダーと契約モンスターを立体化」って触れ込みでしたので、その“13人”に含まれないオルタナティブも一般販売の弾にラインナップされたのは幸いですね。
まぁ…劇場版だけとか1エピソードで終わってる下手なライダー(笑)よりは、よっぽど出番も多かったからねぇw
内容は概ね既存のライダー連中と同様。
複製されたシステムなのでアドベントカードが若干違うとか、ベルト周り等の細かい部分がこれまで共通していたデザインと異なります。
シンプルなマスクに真っ黒のボディも本編では他ライダーと一味違った質感で良かったですよね~
(  ̄▽ ̄)
▽オルタナティブ
前述の通り、厳密には“仮面ライダー”に含まれない擬似ライダーであるオルタナティブ。
神崎士郎の起こすライダーバトル及びミラーワールドの存在そのものを食い止める為に作り出された、対ライダー用の変身システムでもある。
某外伝では対ライダーとして13体が量産されて、サバイブ化したリュウガを撃破したり…なんていうIFもありましたねぇ。
ライダーバトルを止めるという目的だけなら真司くんと一緒だったが、その方法が(ある意味)真逆だったが故に対立してしまうこともありました。
擬似ライダーだけど客演時には怪人寄りの扱い…というのも、主人公と対立した=敵キャラ、みたいな判別になっているのかな。
…シャドームーンと同じ、と考えたら良いかもしれないw
そんで、今回のパッケージはコンパチ仕様。
▽オルタナティブ・ゼロ
上記オルタナティブのプロトタイプにあたる、オルタナティブ・ゼロ。
能力も外観も基本的には正規オルタナティブと同様で、この食玩でもシールの貼り方でどちらかを選択するという。
ってことで、ここは2セット揃えてみました。
僅かにシルバーの箇所が増えたり、プロトタイプ的な文字が書かれたラインが側面にあるとか、ホントに僅かな違いですけれども。
正式版の方がプロトタイプ版より見た目の情報量が少なくなっているというのは、ままよくある事ですね。
プロトタイプとはいえ、変身者の香川先生のおかげでゼロは随分と強かったイメージがあります。能力ではなく個人の癖のおかげで「同じ攻撃は通用しない」とか、半ばチーターだったものw
所持カードの内容等も同一なので、以下はゼロの方でブンドド。
アドベントカードを読み込むシステムは異なり、他ライダーがバイザーにカードを入れるのに対してオルタナティブは右腕のバイザーにカードをスラッシュするバーコード方式。
あらためて考えると、ディケイドの先駆け的なシステムだったんですねぇw
メイン武装は“ソードベント”。
用いられる武器“スラッシュダガー”は、ダガーという名前とは裏腹にトゲの付いた大きな…剣と槍を足したような外見の代物。
ダガーの先からは炎を発したり、幅の広い剣身で攻撃を防ぐ頑丈さも発揮していたり。
まずビジュアル的にも特徴があるので、個人的には結構印象深い武器でしたね。
(  ̄▽ ̄)
(2体分あるから二刀流も可!w)
それと他ライダーには無い特有の“アクセルベント”。
これは「素早さが上がる」という効果。
基本的にアドベントカードは武装類を取り出したり技や特殊能力を発したりと、目に見えた効果を発揮するものでしたが、純粋なステータスアップという内面強化はこれが唯一だろうか。
この能力が後年… ファイズではアクセルフォームという姿になって、カブトではクロックアップというシステムになったり、その辺のパイオニアと言えなくもないw
まぁ『龍騎』系は人数も多いから何かしらの能力が何かしらの先駆者になってる確率は高いですからね。
そして、ここから“アドベント”にて契約モンスターの召喚!
恒例のプレバン限定セット。
ちょいと因縁のあるライダーのモンスターとニコイチにされていましたが…w
オルタナティブも擬似ライダーではあるが、他ライダーと同様にミラーモンスターと契約したうえで…なので、モンスターは擬似ではない。
が、人型のビジュアルは珍しいのに加えて後述のカード能力がある為にオルタナティブ同様に異質な存在感。
▽サイコローグ
放送当時はよく分からんかったが後に資料的なのを見たらコオロギがモチーフらしい、名前的にもサイボーグ感のあるモンスター、サイコローグ。
顔面の穴からサイコロもモチーフに入っているそうで、あの穴はバルカン的な弾を発射する機関にもなってるっていう。
頭部の配線みたいなものは軟質パーツにより上手く表現されていて、軟質なので細いながら破損の可能性が低いのは助かるポイント。
(一応、サイコローグ側にも専用の武器持ち手首パーツがあったので、ダガー持たせてみた)
サイズはミラーモンスターにしては小さめで、ライダーより一回り大きいくらい。
他にもボルキャンサーやマグナギガなどフォルムが人型に近いモンスターはいますが、頭から首もあって…とサイコローグは完全に人型のシルエットをしている。
オルタナティブのリタイア後は野良モンスターとしても登場、龍騎に倒されているシーンもあったけど、あれは野良に還ったのか別個体だったのか… 特に意識されず流用されただけだったのかw
で、このサイコローグを伴ったアドベントカードには…
これまたオルタナティブ特有の“ホイールベント”というものが。
ホイール…ってことで、これはモンスター(この場合はサイコローグ)をバイクに変形させる能力!
ホイールベントでの変形用パーツ、諸々。
ナイトや龍騎のサバイブ(ファイナルベント)時みたいにキレイな変形とはいきませんが、大胆なパーツ組み替えにより人型からバイクになるサイコローグ。
サイコローグ、バイク形態!
勿論、オルタナティブが乗って暴れます!
(  ̄▽ ̄)
バイクに変形するのは、サイコローグ自身のポテンシャルだったのかオルタナティブ側の能力によるものだったのか、どっちなんだろうね。
神崎製の純ライダーではないわりに強制変形をされられるのは些か強力だけども… あの香川先生だから、それくらいできて兼ねないと思えてしまうw
…スピードアップのアクセルやサポート役が人型↔️バイクの可変とか、それこそオルタナティブって実質ファイズなのでは…?(笑
このバイク形態になると、ほぼソードベントと同じ形状のマフラーが出来るので、あのダガーがサイコローグの手甲部分由来だったのが分かります。
私はそれもリアルタイムで観ていた時には気付いてませんでしたw
また、そのダガー以外にも部位を活用するパターンとして…
当時の玩具オリジナル要素に、肩アーマーをグローブのように装備するなんてのもありました。○○ベントとかの名称は無かった気がするから、ホントに玩具ならではのお遊びかな。
そしてそして“ファイナルベント”!
オルタナティブ(ゼロも共通)の必殺技“デッドエンド”では、ファイナルベント発動後にサイコローグが上記同様のバイク変形、それに乗ったオルタナティブが相手に突撃するという…
やってる事はサバイブの両者と似ているが、起こっている事象が実は“ホイールベント”とあまり差がないという。(突撃する際のスピンアタックがファイナルベント効果か?)
ぶっちゃけ、どっちかあればどっちかいらないんじゃないかと思ってます。←
黒幕・神崎士郎の仕掛けたライダーバトルという世界に一石を投じた、界隈の拡張性を感じさせる存在でもあったオルタナティブ。
前作『アギト』のG-3とは少し違うが、人工ライダー的な弱い側面もあるポジションは応援したくなるよね。…なんせ香川先生の戦い方もカッコよかったからねw
そんなオルタナティブ、及びオルタナティブ・ゼロ、そしてサイコローグ、でした!(…久々の長文になったなぁw)
(* ̄∇ ̄)
同弾のライダーはまだまだ残っていますが、それはまた来月ですね!←
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)