こんばんてーん
みんな観た?夏アニメ、げきみそです。
7月も下旬になってきまして、今期アニメ作品も数話経って…多くチェックしてる方なんかは取捨選択をしている頃合いだろうと思いますが。
この夏アニメ、個人的には何よりも…
『ゲッターロボ アーク』ですね!
\(  ̄▽ ̄)/
これまで何度もアニメ化されている“ゲッターロボ”シリーズですが、90年代辺りからか本格的に“サーガ”として70年代からのも遡って纏められている石川賢先生の漫画版ゲッター。
そのゲッターロボサーガの最終章として石川先生により00年代初期に連載されていた“アーク”が遂に映像化ということで、これは放送が決まった時から注目作でしたね。
幾つかあるOVA版でも旧テレビ版ではなく漫画版を意識したようなデザインにはされてましたけど、今回は殊更に石川版をアニメ化したという旨が強め?
一応2話目ではゲッターロボ自体の説明も少し入ってましたけど、基本的には漫画版を踏襲しているので過去アニメ版しか知らない人には舞台設定もよく分からん感じになってますけども。
『アーク』は確か、同じ石川版『號』の続編として描かれてたんですよね。その後に描かれた前日譚も兼ねる『真』と合わせて“ゲッター線”の解釈が大変なことになっていった時期からの流れ。
掲載雑誌の休刊から連載も「第1部完」的な感じで終わって、単行本でちょっと追加エピソードの加筆はあったものの… それから石川先生が鬼籍に入られてしまったので、結局“ゲッターロボサーガ”は未完のままになってしまって。
このアニメ版もおそらく連載時の終わり方までで纏めるんだろうなとは思うんですけど、加筆分も鑑みてアニメ版オリジナルの結末(良い感じの締め方w)を作ってたりしないかな…というのが気になるところ。
漫画版、実は当時さらっとしか読んでなくて単行本も手元に無いもんで、結構展開を忘れてるとこが多くて新鮮に観られるんじゃないかな…とか。
まず敷島博士が現役だったことを忘れていたので、初回からその驚きもありつつw
そういえば、頭に直接ケーブル繋いで基地のミサイル等設備を動かす活躍とかあったけど、あれも『アーク』での場面だったかなぁ。結構歴代のシーンがごっちゃになってる。
(;^_^A
隼人の回想シーンではちらっと漫画版における前作『號』終盤での真ゲッターが火星へ飛び立つところも映っていたけど、あれは漫画版を知らないと全く意味が分からんよね。
グリーンアース教の教祖タイールとか、まず教団の説明から無いからw
本作の主人公・拓馬の出自に関しては元々そんな細かい説明はなかったはずだからあんなもんだろうけど、獏との出逢いとか…隼人が言うシベリア戦線のことも漫画版での幾つかの戦いが一緒くたにされてるっぽいし、アニメ版の展開として話は整理されてるところは今後も多そう。
拓馬も最初に乗り込むゲッターD2(デーツー)とか、量産機になってるっぽいし。もしかしたら他のゲッター派生機が出されない代わりかもしれないけど。
原作『アーク』には居なかった『真』で弁慶の代わりに一時ベアー号に乗っていた予備パイロットだった伊賀利が教官のポジションで登場してるとか、アークだけでなく真~號まで踏襲した作りになってるのかも?
予備知識が結構必要な作品ではあるけど、スパロボくらいでしかゲッターを知らない(OVA版も通ってない)若い世代でもついていける程度に易しくされる改変なら、むしろ良いんじゃないかなとは思いますが。
序盤で個人的に良かったのは、正式にパイロットになってからまずゲットマシンの合体訓練から行う辺り、ちゃんと見せてくれてるのは有り難い。
これが上手くいかなかったら戦う前に死ぬっていう大事なプロセスだから、これはゲッターをあまり知らない人にこそ観て欲しい場面ですよね。
スパロボではほいほいと“オープンゲット”しますが、アレが出来ている彼等の技量が如何に凄まじいかっていうことですよ…w
私はプレステのゲーム『ゲッターロボ大決戦』にて合体シミュレーターの件に手子摺ってから、身に染みて“合体”の大きさを知りましたね!←
あと、今回のED曲がOVA版『新ゲッターロボ』の主題歌をアレンジしたもので、これは個人的にグッと来ましたね~
(  ̄▽ ̄)
歴代のゲッター作品でも若干マイナー(笑)となった作品でしたが、おれも原作漫画版を意識した作風になってましたからね。JAM繋りで流用しただけかもしれないけど、ちょっと嬉しかったところ。
またBGが原作漫画からの引用になってて、やっぱり石川先生へのリスペクトを第一に作ってるのかな…というのは見受けられました。
せっかく念願のアニメ化となったゲッターアークですから、ちゃんと盛り上がって欲しいなぁ…と思ってたら、意外とSNSではそれなりのトレンドに挙がってるようで。
まさかの公式から「もっとゲッター線を浴びよう!」なんていう末恐ろしいワード(笑)が広められてたみたいで、まぁなんか面白いことにはなってますねw
っていうか、原作20周年だったんですね。
もしかしたらアニバーサリーも意識したメディア展開だったのかしら?
まずシリーズのテレビアニメ化が約30年振りとか、それだけでも意外でしたからね。
本作も話としては相当なデカイ風呂敷になってますから…エンペラーとかその辺にもどれだけ触れるのか、ちゃんとキレイに纏められるのかどうかを楽しみに観ていきたいですねぇw
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)