こんばんてーん
開けてごらん夏のドア、げきみそです。
先日ー
プレイステーション用ソフト『ダブルキャスト』が、6月25日で20周年を迎えまして。
ということは…
1998年からリリースされた「みるドラマから、やるドラマへ。」がキャッチフレーズの“やるドラ”シリーズ自体が20周年を迎えた、ということですね!
(* ̄∇ ̄)ノ
そうかぁ…
もう、あれから20年にもなるのかぁ…
と、染々思いますねぇ。
(  ̄▽ ̄)
やるドラシリーズといえば、スーファミ時代に『かまいたちの夜』に代表されるような文章を読み進めて選択肢によるマルチシナリオが展開されるという“サウンドノベル”がジャンルとして確立されて、
そういうところの発展形として、プロダクションIG制作によるフルアニメーションと(主人公以外)フルボイスという、まさにドラマ(アニメ)を観ている感覚で進行される当時としてはかなり高いクオリティの作品でした。
こんな感じで、基本はアニメ+字幕(設定で有無は変えれる)を鑑賞しながら要所で主人公の言動を選択、それにより後の展開が分岐していく、という流れ。
まぁ、ゲームシステムそのものはサウンドノベルのそれと同じなんですが、物は言い様ですからねww
第1作の『ダブルキャスト』はキャラデザに『機動戦艦ナデシコ』などでもお馴染みの後藤圭二さんを起用するなど
、豪華声優陣も相まってゲームファンだけならずアニメファンにも向けたものになってましたねぇ。
(  ̄▽ ̄)
これはねぇ…
基本的には大人向けなゲームだったと思うんですが、私は当時中学生でも何故か気になって手を出したんですよねぇ。
結果、それはなかなか良い経験になったと思っていますが…ww
まぁ、そんな思い出のシリーズですから、
20周年と聞いてやらない訳にはいかない♪
(  ̄▽ ̄)
…ホントは、周年の当日にネタにしようかと思ってましたがあまり時間が取れずゲームが捗らなかったため、なんとか6月中に。
(;^_^A
こちら、記念すべき“やるドラ”の第1作目。
プレステでのシリーズは4作ありそれぞれが四季を舞台にしていて、こちらは発売時期と同じく“夏”の作品でした。
せっかくなので、今回久しぶりにプレイしたルートを基準にストーリーを。(ほどよくネタバレを含む)
まずは冒頭、主人公が酔い潰れて街角で寝ていたところを記憶喪失の少女に介抱されて目覚める、というヒロインとの出会いから。
ちなみに、記憶喪失のヒロインとの出会い、というのが本シリーズでの共通項だったりします。
そして、ひょんなことからヒロイン…名前しか思い出せない“赤坂美月”という少女が主人公の家に同居することになり、というラブコメ系のアニメにでもありがちな展開になっていきます。
主人公は学生で映画研究会に所属。
秋の学園祭やコンクールに向けて夏休み中に映画を完成させようと部をあげて意気込み、なんやかんやで美月が映画のヒロイン役に抜擢。
かつて事故があり関係者が亡くなっている曰く付きの映画を完成させるという、既に何か起こるであろうこと請け合い(笑)な撮影が始まる。
当初は、映画制作やヒロインとの同居もそれなりに順調だったものの、
ある時、ヒロインの美月がバイクでひかれそうになる事件が発生。
その不穏な出来事が映画の曰くに纏わるのか、記憶喪失の美月の身の上に纏わるのかも分からぬまま、撮影は続き。
意外にも、素人と思われた美月は演技力抜群で名女優っぷりを発揮。
一同も和気藹々と撮影は進み、映研の部長が持つ別荘にて合宿がスタート。
…本作を知っている人なら、この別荘に来たあたりからソワソワしてくるはずww
途中、再び不穏な事件が起こりもしながら、映画撮影と共に主人公と美月の間も進展して…と、一見するとラブストーリー展開のようにも。
あと、夏合宿で海辺の別荘ということでサービスシーン(笑)も幾つか。
青春群像劇っぽい感じとか明るい雰囲気にアクセントでシリアスなストーリーの主軸があり、この辺までは丁度いい感じで進んでいる風に見えます。
が、この後からストーリーは大きく展開。
別荘での撮影から帰宅後、徐々に主人公に対する嫌がらせが散見されるようになり、それと同じ頃に映画の編集作業をしていた主人公は映像の中にある違和感を覚え始める。
美月とも良い仲になっていきつつ雰囲気は暗くなり、さすがにプレイヤー側が何か起こるだろうと構えてるあたりで、主人公に「美月の過去のことで」と呼び出しの電話が…。
余談ですが、この辺の電話でのやり取りというのが後にある裏付けに関わってくるんですが、それが固定電話の留守録機能の云々っていう、昨今ではもう逆に使えないトリックだよなぁ…と20周年という経年を痛感しますよねぇww
そして、警戒しつつも呼び出しに応じた主人公は、
やっぱり、何者かに襲われてw
しかしこの時点だと、だいたい勘の悪い人でなければ犯人が誰かは分かってるところ。
その場に居合わせた美月も軽傷、諸々の不安も抱えながら、部長のサポートもあり主人公は映画(編集作業)の完成を急ぐことに。
主人公は映像への違和感が拭えないまま、とりあえず出来上がった映画の試写を行う。
他の部員が怪我をしたからと出ていく部長、部室には主人公と美月。
映像の違和感を美月に観ながら相談する主人公は、スクリーンを眺めてようやくそれに気付いた…
その瞬間、背後から殴打される!
スクリーンに飛び散る流血!
そして、主人公の意識は遠退くのだった…。
( ̄□ ̄;)
…っていう。(笑
ホントに久しぶりにプレイしたもんで、ストーリー自体は覚えていても正確な分岐点(選択肢)までは完全に忘れていましたから、攻略に関してはほほ初見プレイみたいな状態で。
そしたら、当時多くのプレイヤーが度肝を抜かれた“あの”バッドエンディングに辿り着きましたよ。
(;^_^A
いやー、途中から「あ、殴られるやつだな」と気付いてはいましたが(笑)軌道修正が間に合わなかったんで、素直に殴られときましたww
…展開を知ってても、やっぱり軽くビビるねw
で、久しぶりにやってバッドエンディングだけでも気持ち悪いよなぁと思い、とりあえずセーブデータをひとつづつ戻って違う選択肢を。
実はヒロインとの会話だけでなく重要だったのは、呼び出された際に襲われた犯人への対処法。どれでも同じに見えて意外と大事な分岐点のフラグなんですよね。
…それは覚えてたんだけど、どれが何だったか覚えてなかった、っていう。(笑
そこだけでも軌道修正は可能なんですが、
そのあとを間違うと、映画は完成して美月とも良い仲になってるんだけどバッドエンディング、という代物に。
これを初見でやった場合は、ちょっと何がバッドエンディングなのか分かりづらいんですけど、ある程度の真相を知ってからだと殴られるより怖いんですよねぇ…ww
その他、
犯人扱いされていた人物が意外な協力者であったり、
映画の曰くに関しての真相が別角度で判明したりと、
何周も繰り返しプレイして様々なルートを辿ることにより、総合的にこのストーリー内の謎が解かれて、真のグッドエンディングを目指す!っていう。
2周目以降では、初回では見れないルートが開放されてより深く知れたり…より大変な惨劇が待ち受けていたりww
一応、
今回もちょっとだけやり直して、最低限のグッドエンディングには到達。
もっと上を目指すのならば頭っからやり直しが良いんですけどね。セーブデータを使えば達成率も上がるし、一度通ったルートはシーン毎にスキップも可能だから時短にもなるし。
時短っていいながらも、台詞を飛ばさずに聞いて見て進めてもグッドエンディングに到達するのに1時間半くらいで行けますからね。
そこから周回を重ねればさらに短時間ですから。
それこそ映画1本分程度で1プレイが終らせられるので、そういった点でも「やるドラマ」という触れ込みだったんだと思いますけれども。
その1周の手軽さから…
当時は、より早くバッドエンディングに向かわせるタイムアタックとかやって遊んでましたけどねぇ。←
(* ̄∇ ̄)
さすがに20年振りという訳ではないですが、数年振りにやった“やるドラ”でしたが。
当時は達成率も100%くらいまで遊んだものでしたが、やはり忘れた頃にやってみるとまた新鮮な気持ちでやれるんで面白いですね。(^^)
ただ、難点を言うならば…
いくら綺麗なアニメーションだっても、HD画質とかを見慣れた昨今で初代プレステの解像度は…という、ハードの性能面の問題くらいでしょうか?(笑
まぁ現在では、後年にPSPでリメイク移植された版がダウンロード版として入ってるはずなんで、余裕のある方は遊んでみて欲しいゲームですね!
( ≧▽≦)/
…私も今年はあと3回、同じ理由で“やるドラ”やるかなぁ…ww
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)