こんばんてーん

げきみそです。


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杜康潤先生の『孔明のヨメ。』4巻が。


前回、襄陽からの悪質な塩と鉄の流通問題を解決すべく思案した孔明達。

黄承彦に商業的な部分での大きな協力を取り付けた代わりに、難のある荘園を立て直してくれと頼まれる。


普段は怠け者な士元の政治的な頑張りの裏で、孔明は月英さんの実家で農業問題に勤しむことになって…

孔明の負担を心配した月英は、荘園を立て直し孔明の農業研究もしつつ人材や流通まで視野に入れた独自の方法を提案、
その完璧な仕組みから、山積みの問題もなんとか解決の糸口が見えてくる。

前回の孔明の策略といい、夫婦揃っての天才軍師っぷりを見せていますww



今回は政治の話を解説しながら、メインは荘園における農業の話。

土地と相性のいい作物を探して、結果的にカブと紫花菜(から油を精製)を作っていくことになるんですが

ここで作られたカブが、後世では“諸葛菜”という名前で有名になるとか。

あらためて考えると、軍師としてお馴染みな諸葛孔明ですけど
それ以外にも歴史的に影響が残ってて…そりゃ、様々に語り継がれる有名人な訳ですなぁ。
( ´∀`)


また、農作業中に雨が降ることを予見して早めに撤収する、って件もあったけど

あれなんかは、後に軍師としても活用されてるスキルで…
それが長年の農作業経験から来る天気予想だったとは、ちょっと知らなかったから為になったなぁ。(笑



政治面では、あの曹操の軍勢が并州を陥落させた…という話まで進んできてて

そろそろ、私の知ってる“三國志”的な面影が見えてきました。

とはいえ、天才軍師とうたわれる孔明の表立った活躍までは、まだ暫くはあるんだと思いますけど。


まぁ…
私、そんなに三國志に詳しい訳じゃないんで、よく分かりませんけどもwww←



三國志マニアの杜康先生による、分かりやすいプチ解説も書かれていたりするので

意外と初心者でも読みやすい、本作ですが

やはり聞きなれない地名や人名が出て来ると、ちょっと難しく感じます。
(;^_^A


ただ、肝心の本作テーマになっている孔明夫婦のイチャイチャ具合には進展もありますから

微笑ましい雰囲気は健在で、楽に楽しめるグレードは保たれているので、ありがたいですねww




げきみそ☆パーンチッ!!∑O( ̄□ ̄ o)