部屋に入ると、下見に行ったあの日と同じようにガラスケースに入った
幻のプレミアム酒“SASAMI”
違うとすれば、部屋は暗くて、暗視ゴーグル越しに見ているってところかな
一応、部屋には、私たち3人以外いないみたい・・・
春日:「よし!それじゃあ、早速軍手をはめて・・・」
陽菜:「あっ、ちょっと待ってくださいね~(ガチャガチャ・・・)
はい、開きました~♪」
丹生:「そっか、このガラスケースって、ピッキングできるんだった(笑)」
春日:「忘れてたよ💦 しかし、これで・・・」
陽菜:「念願の“SASAMI”ゲットしたので(笑)」 瓶を高らかに掲げる
2人:「「ばんざーい♪ ばんざーい♪」」
春日さんの力技に頼らずに、無事ゲットできました♪
そしたら、不安だった気持ちも吹き飛んじゃいました(笑)
さてと、あとはさっさと・・・・
美玖:「動くな、K2N! ここで会ったが100年目、再逮捕する!!」
菜緒:「今回も警察の勝ち!・・・な、なにを笑ってるんですか!?」
と思っていたら、ついに日向坂警察署のコンビ・・・・確か、なおみくの二人が!!
やっぱりいたのね!とにらみ合っていると、春日さんが高らかに笑い出しました!
春日:「ノーノーノーノーノー・・・・・これを見てもそう言えるのかな?
お嬢さんたち?」
美玖:「なっ!? そ、それは、手りゅう弾!!?」
菜緒:「そんなもの投げたら、あなた達も無事では済まないですよ!?」
春日:「ここで捕まるくらいなら皆もろとも・・・丹生ちゃん河田君、すまない(泣)」
丹生:「もうちょっと続けたかったですけど・・・仕方ないですよね(泣)」
陽菜:「最後は、ちょっと派手に、ドーン!(笑)」
春日さんがポケットから取り出したのは、手りゅう弾/グレネード
そう、ここで逮捕されて“ヒナすかプリズン”に戻るくらいなら
みんなもろとも吹っ飛ばして、終わりにしよう・・・
あぁ~短かった泥棒ライフ、もっといろんなことやりたかったな~
なんてね(笑)
完全に本物の手りゅう弾だと信じている警察2人だけど、もちろん違います(笑)
形こそ映画とかで見るのとそっくりだけど、中身は催涙ガスが詰まったもの
ガスが噴出して、咳と涙を引き起こすという強力なアイテム💣
春日さん曰く、『ヒナゾン』で買ったみたいです・・・ア〇ゾンではないですよ
美玖:「ば、馬鹿なことは、やめなさい!! そんなことしてどうなるの!?」
菜緒:「そうです!ちゃんと、生きて・・・!?」
春日:「悪いねお嬢さんたち・・・トゥース!!」
美玖:「なにこの煙!?・・・くっ、目が開けられない(泣)!!」
菜緒:「ごほっ、ごほっ💦・・・ま、待ちなさい!!」
彼女達の説得中に、すでに春日さんはグレネードのボタンを押して
彼女達の方に投げました!
吹き出し口からは、すぐ催涙ガスが噴出して、彼女達は咳と涙に襲われました
が、ここはそこまで広い部屋ではないので・・・
丹生:「ふぇ~(泣) は、早く逃げましょう~(泣泣)」
陽菜:「ごほっ、ごほっ、咳が止まりません~💦」
春日:「脱出は、こっちだ! 2人とも抱えるからな!!」
丹生:「えっ、それってどういう!!?」
陽菜:「ちょ、春日さん!!?」
私たちも催涙ガスの被害を受けました💦
しかし、気が付くと私は左、陽菜は右と春日さんに抱えられていて
「行くぞ~トゥース!!」
「「いやああああぁぁぁあ!!??」」
2階の展示室の窓から、飛んでいました・・・・はい、飛んでいました💦
生きた心地がしませんでしたが、2人を抱えて飛んだ春日さんは
しっかりと立っていました! 超人、まさに、超人です!!
春日さんから聞いた作戦には、ここまで言ってなかったので超焦りました💦
それはともかく!
彼女達が追ってくる様子はなく、援軍が来てもマズいので
陽菜がビンの無事を確認をすると、3人とも車まで猛ダッシュ!!
最後は、なんちゃってハリウッド映画みたいな脱出劇でしたけど
なんとかミッションクリア⭐
あとは、ひなベースに戻って、乾杯🥂です♪
to be continued.....