~本番当日夜中・佐々木酒造展示館から数百メートル付近~
水色の迷彩服を着こんだ3人組・・・そう、私たちです!
春日:「どうだい、ドローンの調子は?」
丹生:「問題なしです、カメラもばっちり起動してます⭐」
陽菜:「周りの警備とかは?」
丹生:「えっとね~パトカー🚔が1台だけ・・・
外に警備もいないみたい・・・」
春日:「まさか、日向坂警察署の彼女達しかいないってことはないだろう?」
陽菜:「でも、ほら、パトカー1台だけですよ」
熱赤外線を可視化する特殊なカメラをつけたドローンを飛ばして
ノートパソコンで3人で確認するけど、パトカーは1台だけ
捜索範囲を広げてみるけど、他には誰もいないみたい・・
罠かな~? それとも、私たちが舐められてる?
どちらにせよ、ここまで来て引き返せない! ぎゃふんと言わせるんだ!
ひとまず、陽菜がヒナすかプリズンから“拝借”した暗視ゴーグルを3人つけて
展示館の方に向かいます
~展示館裏口~
春日:「確かここが裏口だな・・・・確かに、誰もいないな💦」
丹生:「陽菜、鍵開けお願い その間に、防犯システムをいじるから」
陽菜:「は~い、任せといて♪」
ドローンで確認した通り、展示館の周りに誰一人いませんでした
となると、展示館か酒造所の方にスタンバっているってことかな?
と考えている間に、陽菜は鍵開けを終えて、私の方も侵入警報システムを
シャットダウン
これで、展示館の中に入っただけじゃバレない
慎重に扉を開けて、中に入ると足元の小さな蛍光灯以外真っ暗
だけど、暗視ゴーグルのおかげで、ひとまず見えるので2階最奥の部屋を
目指します!
抜き足差し足忍び足・・・
丹生:「ん~おかしい💦」
春日:「丹生ちゃん、どうしたんだい?」
丹生:「日向坂警察署に予告状を出して、下見に行った日には
間違いなく彼女たちがいて・・・今日が予告の日なのに警備が
ここまで手薄なのは、おかしいです💦」
前回の警備と比べて、手薄にもほどがあります💦
中にも外にも誰もいないなんて・・・
待って・・・魔法の杖の時は、杖をゲットした後に彼女たち出てきたよね?
丹生:「部屋に入ってお酒ゲット!と思ったら・・・
手を挙げろ!逮捕する! みたいな💦」
陽菜:「えっ、嘘・・・今度も捕まったら、かなりヤバいよね💦
脱獄に、不法侵入、窃盗に・・・💦」
予測できる展開に私も陽菜も冷汗が出ます💦
お宝はもう目の前なのに・・・
だけど、春日さんは違いました!
春日:「トゥース! 私たちは、前回よりもパワーアップしたからね!
今度は、私たちが勝つさ⭐ いや、勝たなきゃいけない!!」
丹生:「え~また、電飾持ってきたんですか?」
陽菜:「(笑)」
春:「持ってきてないよ💦 二人とも耳を貸してくれないかい? ごにょごにょ・・・」
謎の自信にあふれている春日さんに、ちょっと不安を感じるけど
話を聞いてみると、もしかしたらいけるかも!と思えました♪
そして、ついに最奥の部屋ーSASAMIが眠る部屋までやってきました
扉にかける手が緊張するけれど、深呼吸を1つして扉を開けました
よし、目標まであと少し!
to be continued...