ある日の櫻坂の楽屋

 

 

「か~り~ん、一緒にトイレ行こう~」   手を繋ごうとする

 

「い~やや! 手繋ぐな~!」       手を振り払う

 

「え~そんなぁこと言わずにさ~💦」

 

 

 

 

別の日の楽屋

 

 

「かりん、かりん、これ見て♪」         スマホの写真を見せる

 

「あ~可愛い、可愛い」              スマホを見ず雑に答える

 

「ちょっと~全然見てないじゃん!」

 

 

 

 

 

さらに別の日の楽屋

 

 

「かりん~これおいしいよ、あーん♪」    

 

「絶対いらん!」

 

「かりん、これかりんの好きなお菓子やよ」     会長、お菓子を渡す

 

「あっ、ゆみちゃんありがとう」        お菓子を受け取り美味しいそうに食べる

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

ここ何週間、かりんにかまってほしくていろいろと絡んでいったけれど

ことごとく冷たくあしわられてしまった

 

確かに、私がしつこすぎるところがあると自覚はしているけれど、それでも

ここまで相手にされないと寂しくなってくる

 

他のメンバーとでは、割と普通に話しているのを見るだけに余計に寂しい

 

でも、仕方ない、しばらくは、かりんとは距離を置くことにしよう・・・・

 

 

 

 

 

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気が付くと、りこが絡んでくることがなくなった

 

挨拶こそしてくれるけど、それが終われば私から離れていく

 

 

 

最初は気が楽だったけど、いつもうっとおしいくらいに絡んでくる彼女が

いないと何だか落ち着かないし、なにより寂しい

 

素直に相手してあげればいいのだけれど、素直になれない性格が邪魔をする

 

 

 

だけど、もうそれも終わりにしよう

 

彼女の悲しむ顔は見たくない、それに自分の気持ちを偽るのはやめよう

 

 

 

 

 

 

「りこ、話があるんやけど・・・」

 

 

 

 

 

 

席を離れ楽屋を出て行く彼女を追いかけ、手を掴み振り向かせた

 

驚いた表情を浮かべる彼女

 

心臓の鼓動がうるさい、でもここまで来て引き返せない

 

 

 

 

 

 

「今まで冷たくしてごめん、恥ずかしくって・・・」

 

「かりん・・・」

 

「自分に素直になれんくて、あんな態度とってたけど、もう素直になるわ」

 

「えっ、それってどういう・・」

 

 

 

 

 

 

しっかりと彼女に向き合って、呼吸を整え

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「好きです、付き合ってください」

 

 

 

 

 

 

静かな廊下に私の声と彼女の息遣いだけ耳に入って来た

 

 

 

 

 

 

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数日後の楽屋にて

 

 

 

 

「かりん、かりん、今度さ、ねこカフェ🐈行こうよ♪」

 

「え~今度の休みは服買いに行きたかったんやけど・・・」

 

「じゃあさ、ネコカフェ行ってそれから服屋さんも行こうよ、それならいいでしょ?」

 

「まぁ~それなら、いいよ」

 

「やったぁ♪ かりん、大好き♪」

 

「あ~もう、あんまりくっつくな~」         嫌がるそぶりをするも顔がにやける

 

 

 

 

 

 

数日前の告白から、今はこんな感じで彼女の絡みを受けている

 

えっ、彼女の返事はどうだったか?

 

まぁ、言わなくてもわかるよね、これからもよろしく

 

 

 

 

FIN

 

 

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おはようございます

 

yasu-20-09さん からのリクエストでした、ありがとうございました!

 

櫻坂から完全初登場CPでした、地味に〇ouTubeで編集されたけやかけ時代の

2期生隠し撮りを振り返っていました(#^^#)

 

2リクエスト続けて初CPが登場していますね、まだ初登場があったり・・・?

 

 

 

はい、それではここまでお読みいただきありがとうございました

 

次回もお付き合いよろしくお願いいたします(*^▽^*)