長男が現在通っている療育施設は、いわゆる座学をするところではなく「小集団で色々やってみよう、体をたくさん動かそう、五感を刺激しよう」といった感じの所です。
先生がとても多い幼稚園みたいな雰囲気ですかね。
その中に視覚支援が取り入れてあったり個別学習の時間もあったりなど、そこは流石特性のある子どもたちが集まる場だなぁと。
療育先を検討するにあたり、座って先生と一対一、というのがメインの所は除外するに至りました。
なぜかというと、長男の人生の経験値があまりにも、ほんとうにあまりにも少なすぎるからです(;ω;)
コロナ禍真っ只中に生まれた長男。
外出すると泣くという時期が長かったこともあり、家族でレジャーなど数回しか行ったことがなく、両実家への帰省も数回です。
お友達の家に行っても嫌がって泣くため、ご近所のママ友とも疎遠にならざるを得ず…
遊びといったら散歩か公園か、家では大好きなタブレットやボール遊びばかり、といった狭い世界で生きていました。
これじゃあだめだ、でもどこに助けを求めればいいんだろう
と悩み続ける日々が続いていました。
私自身も「だめな母親だと思われる」「外に出す度息子が嫌われてしまう(気がする)」「もう厄介者になりたくない」と、外に出るのが非常に怖かったです。
もし、私と長男だけの世界があったなら、「好きなだけ好きなことをしな。ずっと一緒に二人でいようね」も閉じ籠っていたでしょう。
でも、現実は他者と共存、共生していかねばならないわけです。
長男の言葉について、発音の不明瞭さや語彙の少なさがとても気になる。
すぐ鍛えてやりたい。
でも、人と接することが少なかったし、まずは人としての経験値をあげよう、めいいっぱい楽しいことをして、「これは楽しい」と覚えてもらおう、と決め、療育先はそういった考えと合致するところを探しました。
で、今朝も元気に登園しましたが、やったことや楽しかったことはちゃんと覚えていて、「◯◯、楽しかった~」と思い出しては教えてくれます。
お弁当も好き、「おにぎり、おいしかったぁ🍙💞」など不意に言ってくれます。
それだけで母ちゃんは嬉しいよ…。
幸い関わりを持とうとしてくれるお友達もいるらしく、毎日少しずつ成長しております。
なにより、子どもらしいキラキラした顔が増えました。
送り出した瞬間から、長男の帰宅が待ち遠しい母でございます( *´艸`)