こんにちは。

仁美のほうの福嶋です。

秋から冬への季節の変わり目。

地面には枯葉舞い散る今日この頃。

日々の落葉に想いを馳せたり馳せなかったりする私ですが、

この時期になると学生時代の【朝読書】の時間を思い出します。

そう。

私の趣味の一つは読書です。

公演稽古が詰まっている時などは

【この舞台が終わったらこの本を読む】

を活力に本を買っては読まずに次の1冊を買う事もしばしば。

若者の「活字離れ」なんて事が嘆かれる昨今ですが、

通勤通学電車では老若男女問わず

【読書】をしてる方は、とんと見かける事が少なくなりました。

まぁ実際読んでいるかどうかの判断が

「出来ない」と言った方が正しいかもしれません。

なぜなら私も読書はすっかり【電子書籍】派であるからです。

部屋に物を増やしたくない派なので大変に有り難いのです。

電子書籍が。

我々役者は台本、そして楽譜を頂き、紙に筆を入れて、

作った方の想いや背景に寄り添わせて頂くのです。

それらは当然捨てられず、

作品を通し出会った人々を懐かしみ、

書かれたダメ出しと自分の考察を目にして

自分のトンチキさにツッコミを入れ1人羞恥心にかられ、

経年劣化の黄ばみやこぼしたコーヒーの沁みを愛しんだりするんです。

役者をはじめて早10年と少し。

そんな大切な紙は増える一方。

だからね、有り難いのですよ、電子書籍って。

前回どこまで読んだか記録されてるし、

何より本自体も、

いくら積んでも私の部屋も汚れないし。

汚れが愛しい台本や楽譜。

汚れず有り難い電子書籍。

みんなちがって、みんないい。

ライブの歌を練習するピアノの横に積み上がった譜面の整理に手がず、そんな事を想う。

福嶋仁美でした。

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秋は夕暮れ灯火親しむ仁美