本州を飛び立ち、くまモンワールドへ向かっているエリスです。

飛行機で他にやることもない上、テーマが「本」ということで、長くなりそうです。

飛行機から見た飛行機雲

本は私にとってお守りのような存在です。常に持ち歩いてます。常に読んでるわけではありません。

今、たとえ一人ぼっちで行く場がなくなっても、本があれば逃避することができる。そういう安心感を持ち歩いてる感じです。

子供の頃は、外出中気分に合わせて本を選べるように、いつも３、４冊持ち歩いていました。それを見兼ねた母がkindleを買ってくれたのですが、3、4冊＋kindleを持ち歩くようになっただけでした。

今はそれほど本を持ってなくても、不安にならずに外出できるようになりました。一冊ぐらいで出歩けます、成長を感じます。

ひらがなの読み書きができるようになり、まだ未知なる漢字というものを学ぶのに想いを馳せていた時、アメリカに引っ越すことになりました。せっかく買ったランドセルも使えず、泣いていた私に祖母がプレゼントしてくれたのは、英語の絵本でした。

「むこうで勉強したら読めるようになるよ」と祖母。

私は

「わーい！楽しみ！！」

ではなく

「こんなヘンテコな絵本、どうやったら読めれるようになるんだよ、10年ぐらいは必要だよ、その前に日本に帰ってくるよ」

でした。（おばあちゃん、素直に喜べなくてごめんなさい）

この絵本、引っ越してからは存在を忘れてしまい、3年ぐらい経ってから再発見しました。（おばあちゃん、せっかくのプレゼントのこと忘れてごめんなさい）

しかし、この本を開いてみると

「読める、読めるぞ...！」ムスカ状態でした。全く読めないと思っていた本がいつの間にか読めるようになっている、その喜びを鮮明に覚えてます。

正直、どのように英語が身につけたかはあまり覚えていませんが、ひたすら本を読んでいたことは覚えています。シャイなジャパニーズガールで友達をあまり作れなかったため、「教室の端っこで本を読む子」まさにその子でした。中でもShel Silverstein とDr. Seussが好きでした。クスッと笑える言葉遣いで大人でも楽しめると思います。

ｸﾞﾗｸﾞﾗﾋｭｰｸﾞﾗｸﾞﾗ

揺れる飛行機。もしここで墜落したら、最後のメッセージとして残るのはこのブログになるのですね。ダダンの皆さん愛してます。

外を見つめるエリス

揺れが収まったので続けましょう。

フルートが吹けるようになり、中学からマーチングバンドに入ることに想いを馳せていた時、日本に帰国することになりました。せっかく買ったフルートももう吹けないと、泣いていた私に祖母がプレゼントしてくれたのは...特になし。代わりに漢字との戦いが始まりました。

中学校国語の音読タイム a.k.a帰国子女を炙り出せタイムでの出来事

教科書　　「万歳、万歳」

エリス　　(お、これ意味はわからんけど「万」と「歳」ならそれぞれわかる！)

　　　　　「まんさい、まんさい」

クラス　　クスクス

先生　　　「あ、ばんざいですね」

おかげさまで「万歳」の読み方は一発で覚えました。

こんな状態でしたが、友人が薦めてくれた本などを片っ端から読んでいくうちに、漢字の虫食い状態のようだった本も、徐々に読めるようになっていきました(読み方のわからない漢字は辞書で調べるのがめんどくさいので、しつこく母に聞くスタイル)。

やたらとダージリンティーが好きな少年探偵が出てくる本が好きだった覚えがあるんですが、タイトルが思い出せない、知っている方いれば教えてください...

フランス語専攻を選んだ理由の一つも、ヴィクトル・ユゴーの作品を原書のまま読みたいから。再び「読める！読めるぞ...！」となれるように頑張ろうと、このブログのおかげ初心に戻れました。

振り返ってみれば、言語習得の一番の先生は本でした。今は家に立派な書斎があります。美女と野獣に出てくるようなはしごも付いています。雨の日は、数千冊の本に囲まれて淹れたてのコーヒー片手に読書です。

ブログと夕日

さて、今回の新歓公演も本を書く女性の話。本を書く人を尊敬します。そして脚本を書く人もすごい。特に今回の脚本家であるフランは毎回ハイクオリティな作品を書くのですが、それを一晩とかで書き上げるのが驚きです。何もないところから物語が溢れ出てくる人の頭の中を覗いてみたい。

ちなみに書斎の話は嘘です。April fools! 自分の将来の希望を書いてみました。

そして、このブログにはもう一つの嘘が隠れています。エリスを知る人しかわからないと思いますが、お気づきでしょうか？

（ヒント：飛行機で座ってる位置…？）

答え

途中の写真はエリスではなく妹でした。エリスは負けて窓際ではなく真ん中の席に座ってます

🌸2022年度劇団ダダン新歓公演🌸

「本を書く女」

4月25日㈪、26日㈫　　

ともに18:15開場/18:30開演

(公演時間は40分前後を予定しております)

プロメテウス・ホールにて

入場無料

※新型コロナウイルス感染症予防対策のため予約制にしております。お手数ですが、ご予約はこちらからお願いいたします。

●新歓公演「本を書く女」

作・演出　佐藤結香

キャスト

堀越万桜

山田拓生

定久浩介

篠原黄梨

SUNAGIMO

こまめな消毒や三密対策等、感染予防対策は団員一同徹底いたします。

ご来場心よりお待ちしております！🙇🏻‍♀️

以下の媒体でも積極的に発信いたします！

お楽しみに♪

Twitter: @gekidandadan

Instagram: @gekidandadan_official

YouTube: 劇団ダダン YouTube

ホームページ: 劇団ダダン公式HP

次回のブログはジョセフィーヌさん！後輩のような愛しさとパリジェンヌのようなおしゃれなオーラを纏う、彼女のライフストーリーもちょっと聞いてみたい...

空から回想録