こんにちはジョセフィーヌです。サンドリヨン(Cendrillon)とはフランス語で灰かぶり姫、つまりシンデレラです。なんでそんなことを知ってるかと聞かれれば去年専攻語の授業でシンデレラを読まされたからです。

台風のせいかこの頃すっかり冷え込んできました。私は寒くなると体中の血管が透けて死人みたいな肌になってしまうので冬は好きではありません。小学生の時クラスの男子に血管丸見えと言われたの地味に傷ついています。ああ血色の良い人間になりたかったなあ。

ただし秋冬の服を着るのは大好きです。夏よりコーデの幅が広くて主張の激しい色を遠慮なく身にまとえるからですね。

 

 さて、今年もブログリレーの季節がやってまいりました。今回のテーマは「好きなおとぎ話」......っておとぎ話ってなんだよ!ちょっと待ってネタがないじゃないですか!あいにく前回の椎名のようにお遊戯会の記憶はほぼないに等しいし(初代プリキュアのコスプレしたくらい)、今までの演劇生活でそんなのやったことなんてないし......ん?おとぎ話かといわれると怪しいけど似たようなのはありますね。せっかくなのでそれについて語ることにしましょう。

 

 実は2年前のリレー記事でも少しだけ触れていたのですが、高校で不思議の国のアリスを上演しました。その公演はちょっと変わっていて、どういう経緯かはわかりませんけども吹奏楽部さんの定演にお邪魔する形で、市の会館のでっかいホールで、生の演奏をバックに演技することになったのです。なんて贅沢な。こんな機会後にも先にもなかなかないですよね。

 

 高校演劇というと大会では高校を舞台にしたものが多く、さらにどちらかというと微妙に後味の悪いストーリーが審査員に好まれがちです。私は同じ脚本の公演を2回は見ました。高校演劇の大会は脚本で7割決まるといっても過言ではありません。そんなにバッドエンドが見たいか??そんなにハッピーエンドが嫌いか??ハッピーエンドじゃだめか????????

 

 そういった背景もありここまでごりごりのファンタジーをやるのは珍しく、衣装にとても力を入れました。まあ私は特に何もしていないんですけど、同期(天才)がドレスやトランプ兵の服を作ってくれたり、同期の姉(すごい美人)にわざわざ楽屋まで来ていただいてメイクをほどこしてくれたり......演技もいつもよりオーバーな感じでこれまた尊敬する先輩方はなぜかそれっぽい演技をサラッとこなすのです。こんなわけで当時としてはいろんな意味でイレギュラーな劇となり個人的に強い思い入れのある公演でした。難しいことが考えられない故日常物より非日常のほうがやってて楽しいからね。ぴえん。

 

 そして今回の外語祭公演もファンタジー、いや半ファンタジーなのか?それでも私が演じることになったシンデレラは物語の住人なのでちょっとしたデジャブを感じちゃいますね~。いつかの先輩方のようなファンタジー感が出せるよう、誠心誠意がんばりたいと思います。ぴえん超えてぱおん。

 

 本公演は最近のダダンでは随一のにぎやかさ。この春入団した新入生もたくさん出演したり制作にかかわったりとニュージェネレーションの風を感じさせる「必殺物語軌道修正人」、なんとオンラインで見ることができます!これは見るしかないですね!!!!

以上、ジョセフィーヌでした。

 

★おまけ★(※公演の詳細はその下を見てね!)

なんか画像をつけてくれると嬉しいそうなので去年ショービジのついでに訪れたイヴォワールという町の写真でも貼っておきます。

レマン湖のほとりにたたずむイヴォワールはフランスで最も美しい村の一つであり、中世の城壁が残る美しい街並みが色とりどりの花で飾られているリアルファンタジー村です。スイスのジュネーブからなら船で1時間半どんぶらこすれば行けます。村は小さく1時間あれば十分回れる広さ。地元の観光客が多くアジア人は徹底的に浮きますがその分ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえますよ。

 

↓詳細

 

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2020年度劇団ダダン外語祭公演(オンラインでの動画配信)

「必殺物語軌道修正人!〜シンデレラ篇〜」

 

赤ずきん、シンデレラ、桃太郎……古今東西のおとぎ話は、いつだってハッピーエンドがお約束。

けれど現実は、いつも思い通りに事が運ぶとは限らない。

物語の幸せな結末を守るため、今日も陰で東奔西走、孤軍奮闘する者たちがいた……

果たしてシンデレラの靴は脱げるのか。桃太郎は桃から生まれることができるのか。

これは、汗と涙と笑いに彩られた、彼らの戦いの記録である――

作 高岡祐奈

演出 高岡祐奈 土方漱真

 

出演

クリムラ 定久浩介

アンドウ 内田美友 

シンデレラ 落合恵菜 

王子 齋藤諒平 

父親 山田拓生 

継母 栗原優奈 

義姉 田中美羽 

義妹 佐藤結香 

魔法使い 篠原黄梨 

おばあさん 倉沢麻里江 

観客 Li Chun Kai 

ナレーション 四條咲季