ご機嫌いかがですか? ハリーです。

ハリーって何だよ、てめぇはサイトウリョウヘイだろぉが!って思った人もいると思います。実は、劇団ダダンでは団員それぞれにダダンネームという、いわゆる「公式のニックネーム」のようなものがあります。先輩や同期から突如与えられる場合もあれば、自分から申請するパターンもあります。

僕も最初は、バカげた風習だと思っていました(怒らないで)。ですが、あって困るものではないし、この名前で呼ぶ人も、本名で呼ぶ人も、あるいは他の呼び方をする人もいるので、別に気にすることはないかなという気持ちに現在はなっております。



そんなことはさておき、新入生の皆さんに伝えておきたいことがあります。
これまで、質問箱への回答やツイッターでの投稿を通じて、劇団ダダンのゆるーい雰囲気をお伝えしてきたと思います。ですがもちろん、劇は真面目にやっています。演技の見せ方、台詞の言い方、音響のつけ方や照明の細かな当たり具合までしっかりこだわって、より完成度の高い舞台づくりを目指しています。

なので、どこまでもゆるい団体ではない!!という主張でした。



そんなことはどうでもよくて。
今回のリレーブログのテーマは「青春」。新歓公演『大丈夫』の舞台が高校であることから、このテーマで本公演のキャストが順番にブログを書くという企画で、脚本・演出である僕が最終回になります。

そんな新歓公演は、コロナのため詳しい公演日程が未定ですが、普通に大学へ行けるようになったらすぐに上演したいと考えております。

新歓公演『大丈夫?』 お楽しみに!
劇団ダダン公式ホームページでは、公演情報のほか年間予定、団員紹介、フォトライブラリーなどたくさんの情報を公開しております!ぜひご覧ください

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で、青春について、ですが。
青春って、これからですよ。まだ終わってない。
今までも楽しい思い出はたくさんありますが、これから大人になっていく中で、良い思い出をさらに作って、時々昔を思い出して、それで死ぬ時に「ああ、良い人生だったなぁ」って思えるようにしたいですね。何の話。


高校が舞台の演劇を書いてみたいとは前々から思っていたんですが、それなら思いっきりコメディか、SFチックなやつにすると思ってたんです。ですが、書き始めたら特に何も思い浮かばなくて、やばいやばいとなっていました。中学校に入学して、演劇部に入ろうと思っていた時からすでに「台本を書きたい!」という気持ちがあって、何だかんだ高校卒業まで特に自分で書いた本が劇になることはなく、大学でも演劇を続けようと思った理由の一つには、やはりその小さな目標を達成したかったからということもあります。実は僕の中学時代の演劇部の部長だった女性は、自分の脚本で高校演劇の大会なんかに出場していて、そいつの脚本の劇を何本か見たことがあるのですが、見る度に「あそこはもっとこうしたほうがいいのになぁー」とか考えつつも、心の奥底では羨ましいと思っていました。僕の高校の演劇部は外の大会に出場しないタイプでしたので、大会に出られること自体羨んでいたのですが。



そういうわけで、一回くらいは自分の脚本を劇にしたい、もし無理でも、書いて提示してみたい!という気持ちから、夏の木材公演(※詳しくはHPへ)が始まった辺りから冬公演に向けて書いてみようと構想をしていたんですが、結局間に合わず、新歓の脚本提出締め切りまでには書くぞ!と思って書き始めたのですが、先ほど申した通り何も思い浮かばず、「ヨシ、とりあえず登場人物を決めよう」と思い、愛読している『ディズニーファン』という雑誌でディズニーランドのアナ雪のイベントが紹介されていたので、一人目の登場人物の名前はこれでいっか、と軽い気持ちで「ゆき」とメモしました。

思いっきりコメディか、SFチックなものを書くと思っていたのに、出来上がったのはふつうの高校生の話でした。
さて、どんな話かな?

作品に関する詳しい話はまたの機会にしますね。

新入生の皆さん、一緒に思い出作ろうぜ!

じゃあ終わりで。

ハリー