به نام خداوند جان و خرد.

 

こんばんは。

2018年度新人公演で五月女弘美役をやります、ドロシーと申します。

 

5回生です。現在のダダン最年長代にあたる、2014年度(!)入学です。

卒業を控え、ダダンのブログに触るのも最後だろうということで、老害らしく昔語りをしようと思います。

お暇な方はお付き合いください。

 

 

さて、今回の『スウィートホームソースウィート』なのですが、実はこれ

私が1年生の時に、先輩が卒業公演でやった脚本なのです。

もう4年前になります。信じられません。

あの時の私はほんのひよっこで、大学に浮かれていて、劇場の右も左も分からなくて、

そしてとても若くて生意気だったと思います。

これから何でもできると思っていました。

そんな思いあがった私にとっても、先輩方の卒業公演はとてもとても素晴らしいものでした。

先輩方の積み上げてきたものがはっきりわかる公演でした。身内の贔屓目を抜いてもマジ面白かった。

今でも本当に大好きで、何回も思い出します。

 

そんな思い出の脚本を今、最年長になった今、新人公演でやるのです。

その複雑さったら、なんとも言葉にできないです。

私はあの時憧れた先輩がたの、半分もできていません。

あの時できる!と思ったことの、半分以上は実現できませんでした。

現実は厳しいですね…。

思い通りにはいきませんでした。

 

せっかくの新人公演です。一年生が最高に輝ける舞台になるといいです。

そのために私ができることといえば、5年間失敗しまくってきたことを生かして、

なにがしかのアドバイスを送ったりすることくらいです。(演技はもちろん頑張りますけど下手です)

 

最近、宗教学の授業でこんなことを聞きました。

「共同体において、“ちゃんと受け取れる人”と“ちゃんと渡せる人”が人間の理想である。」

あるコミュニティで、何かのギフトを受け取るときは、ちゃんと自分の手で受け止める。

そしてその受け取ったものを、ほかの誰かにすっぱりと受け渡す。

それこそが集団において最も大切な「贈与」のシステムである、と。

(教授、間違ってたらごめんなさい)

 

本来上記の理論は、例えば「神からの恵み」の扱いについて語るときに適応されるもののようですが…

私は、自分がダダンに入団してから得ることができたいろんな反省を、恵みみたいなもんだと思っています。

であれば、それをまるっとすっぱり後輩に受け渡したいものです。

 

 

マジですげえ長くなってしまった。すみません。

新人公演『スウィートホームソースウィート』、絶対に素晴らしいものにします。

今年の新人は優秀で本当にすごいのです!ほんとに!

ぜひ見に来てくださいね。