11月19日えりりん「遠山の金さん~桜吹雪の”盗剣”乱舞~」穂積敬老会本番日誌 | 劇団シーブ稽古場日誌

11月19日えりりん「遠山の金さん~桜吹雪の”盗剣”乱舞~」穂積敬老会本番日誌

 
どうも、えりなです。
本番日誌を書くことが何気に初めてで、本来の日誌当番順とは別に今回書かせて頂くことになりました。
 
9月の第二日曜辺りから始まった今年の敬老会シーズンですが、今回でついに最終公演となります!!
また、ずっと音響スタッフを担当してくれていた劇団員ひろちゃんとの最後の公演でもあります。
泣いても笑ってもいろいろ最後というこの本番……。
さらに公演場所である穂積は初めて依頼を頂いたところで、実際に見てみるまで雰囲気をつかめないという……。
果たして結果は??
 
午前9時頃、穂積交流センターにメンバー集合。
今回10時頃には出演という話でしたので、そこから大急ぎです。
会場を確認したところ広さは高田道場とそこまで変わらないくらいで、演技スペースはそこよりちょっと幅狭めという感じでした。
舞台もありますが少し小さめだったため、隠れる場所として袖を使用するのみで演技はずっとその下で行う予定でした。
しかしお白洲で金さんが座る場所には丁度良い高さだったので、そこだけ使用することに。
地味に長かったお白洲の設置時間が省けます。
その代わりこれまでずっと金さんを支え続けていたいつものお白洲台は、今回の音響台となりました。
スピーカーの設置や音合わせはメークの必要がないひろちゃん(スタッフだから)と丸ちゃん(役者だけど汗でドーランが目に流れて危険だから)に全てお任せし、他役者は着替え&メーク。
いつものように軽い通し稽古までする時間はありませんが、あまり無駄なく過ごせたような気がします。
 
会が始まってから挨拶があったり記念撮影があったりと思ったよりも出演まで時間は空きましたが、いざ本番。
会場の出入口から舞台まで行こうとするとその時点で丸見えネタバレなので、全員その出入口より登場して行きます。



役人役の丸ちゃんが入って前説を開始してすぐに聞こえてくる笑い声……なんて温かい会場!!
控えていた金さん役の団長もボケをガッツリ入れようと決意する程です。
会場の空気も良かったのですが、今回の前説が素直に結構良かったようで掴みとして上出来だったとか。
 
何やら客席側(?)で積まれていた机が崩れるハプニングが起きたり、区長さんを弄ったシーンでその区長さんが会場にいなくて残念だったり、しげちゃん登場の時に赤ちゃんの笑い声が鳴ったり……なんてことはありましたものの、金さんと役人の掛け合いもおしげちゃん安定した出落ち具合も、悪役弟・竹千代の自己紹介でさえウケが良い……!


こう来たならば、毎度ボケが伝わらなくてスベる私の登場シーンも何とか……何とか~~~……!!

 
駄目でした\(^o^)/
 
いつものボケは舞台の関係もあって変更となり今回は「登場して早々何故か客席のところに座る」というものになったのですが、完全に座る場所のチョイスを失敗しました……。
丁度誰も座っていない席を見付けてしまいそこにしようと向かったものの、当然と言えば当然ですが物が置いてあったので座ることが出来ず。
妙な動きになりそうだったので後に引けず結局その近くの床に座ってしまったんですけど、そこ結構後列だったんです。
これまでの敬老会の客席は何グループかにテーブルが設置されそれに向い合せで椅子が並べられたアイランド形式(本当にそう呼んでいいのかは分からない)が多かったのですが、今回はテーブルも無く全員が前を向かれたシアター形式(本当にそう以下略)。
まあそんな感じのところで、後列に座るのは失敗でした。
何人かは少しだけ振り返って見て下さっていたんですけどお客さんの年齢層も考えると申し訳なかったですし、前列側のほとんどの方は私が何をしたのか全く分からなかったことと思います……すみませんでした。
素直に軽く打ち合わせていた通り最前列のさらに前で座れば良かった!!
……まあ、それをしていてウケていたかどうかは分かりませんが。
 
個人的な反省ばかりベラベラとすみません。
その後特別問題は感じなかったです!
竹千代に連れられてやっと演技スペースに立って、お客さんとの距離が本当に近くてちょっとびっくり。
全員のお顔がばっちり見えているのって何だかいいですね……緊張はしますが、笑顔で見て下さっているのも分かりましたし。
自然とこちらも悪役の表情をかなり意識して作ってしまいました。
いやまあ、普段からしなきゃ駄目なんですけどね!
 
客弄りも今回はカンペキ!(?)



悩み事は無いかと聞いて回るそれですが、前回の河高では一人目二人目と「(悩み)無いです」が続いてしまい我々焦りを隠せませんでした……。
しかし今回、一人目から「足が悪くて」と笑顔で答えてくださいました。
それなりに稽古でイメージを積んでいたものでしたので、オチも含めて竹千代けんじさんとても流暢に喋る!
続く二人目、「お金がもっと欲しいなあ」……これもよく稽古でやっていたやつ!
「貧乏神みたいなヤツかあ」と、役人丸ちゃんも一緒になって難なくさばきました。
最後三人目、「無いです」……ついに来た!
ですが前回の経験を踏まえて今回は準備しましたからね。
「悩みは無くても悪霊が憑いています。このまま放っておくと風邪ひいたり財布落としたりタンスの角に小指ぶつけたりしますよ」的なことで御祓いしてバッチリ!
良かった良かった~!
まあ終わってから思うと、前列の人だけに聞く方が良かったかもしれない……とはなりましたがね。←二人目からかなり後列に行ってしまった。
 
客席と近いこの距離が関係しているのか、伝えたいボケ・ギャグに高確率で反応して下さいます。
それなのでこちらも「さっきの、意味伝わったかなあ?」って具合の不安を感じなくて、どんどん調子に乗ってきます。
今までの公演はおろか稽古でさえしていなかったボケを入れる人もいました。
それだけ我々演じる側も楽しかったということです……なんて素敵な公演!!
 
とまあ、大きなミスもなく無事終了。


楽屋に戻って全員で満足していたのはいつぶりでしょうか?
野村、高岡、田高、河高ときてやっとここまでたどり着けました。
前半の敬老会でもこれと同じレベルのものをお見せ出来ればどんなに良かったことか……
といってもまだ今回のビデオ観ていませんがね!!
どうかまた「あれ?」とだけはなりませんようにっ!!(ToT)
 
今年最後の敬老会、今のままだと今年最後の活動になるかもしれない公演、そしてひろちゃんとの最後の本番。
ひろちゃんも稽古では音響が何やら荒ぶっていたのに本番はバッチリでしたね!(笑)


赤ちゃんの笑い声の件はありましたが、赤ちゃんを抱いた女性の登場シーンでしたから逆にアリな感じで(^^)
 
勿論みんな「あそこああなってしまったな」「もっとこうしておけば」が全く無かった訳ではないでしょうが、何とも達成感のある本番でした!
大した事故が無くて、それはそれで寂しい結果やったな~なんていう話も出ましたが、良い芝居が出来て悪いことなど何もない!!
スタッフをしてくださったしおりさん&のんのこさんからも「良かった」と言って頂きハッピーな気持ちで行われたその日の打ち上げは本当に最高でしたよ(*´`*)
 

それにしても穂積はいいところでした、是非ともまたお呼びを頂きたい(*^^*)
そのためにもこれからももっと頑張りましょう……
劇団シープ!!



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