答えは無い

お芝居を何度考えても何度やっても、そこには正解が無く、また考えて…

その繰り返しです。

算数なら問題を解いていけば、答えが待っている。必ず正解がある。目に見える答えが。自分で正解したこの問題が、自分はできるようになったのだと…


だけどお芝居にはそれがない。自分だけで答えを出すなんて事は絶対にできなくて、必ず見てくれる人がいて、その方達に、何かを感じて頂けたかどうか…。


答えがない。だけどそれを見つけようと日々考える事の繰り返し。

だけど…


だからこそ やりがいを感じます

考えが行き詰まるのは、自分が日々の生活の中で成長していないから。何も新しいものを自分の中に取り入れていないから。変わろうとしていないからだ。

新しい物が次から次に生まれてくれば、自分はもっともっとお芝居が好きになるはずだ。

正解を探し 成長を探し、自分の新しい芝居を人に見てもらう事を、待ちきれなくなるはずだ。


自分と戦い、自分のちっちゃな世界に 考えに捕らわれず、多くを見て 多くを取り入れ 多くを伝えられるようになりたい


雨宮徹