役者の感覚 | ギルド稽古場便り

ギルド稽古場便り

 
ギルド公演

次回公演まで暫くお待ちください



こんにちは。
「誰?」に出演する酒井孝宏です。昭和42年生まれです。振り返れば芝居を始めてから30年近く経つんですね、いやはや、ビックリ。

役者としても人間としてもまったく成長していない自分に呆れ果てている今日この頃です。稽古場での写真なんぞを見ても、まあ、自分のアラばかりが気になり、困ったもんですね。

長年やっていると、イタの上で感じることがドンドン変わっていることにふと気づいたりします。簡単に言うと、自分のことを考えなくなるといった感じでしょうか。かと言って、演技が上手くなるわけでもなく、何だかねぇ。

中原中也の「いのちの声」という長めの詩の最後の一句にこういうのがあります。
「ゆふがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於て文句はないのだ。」

これを読んだだけだはわかりづらいと思いますが、芝居を始めてから、ずっとこの一文の感覚を、大事にしてきたような気がしています。成長してないですね。

さて、共演者、金山穂乃花さんからの宿題。今回の座組、演出家と出演者3人、計4人の共通点は何でしょうとのことですが、引っ張る程のネタではないので、書いちゃいますね。全員B型です、血液型。
まったくねぇ、誰がまとめんるでしょう、この現場。でも、輸血のときには、多分、困る血液型なので、皆さん、怪我だけは気を付けましょう。

ではでは。

酒井孝宏