本日のブログタイトルを見て、何の違和感のない人はどのくらいいるのだろうか?
実際は北海道日本ハムはレギュラーシーズンを1位で通過しただけで、
あくまでペナントリーグの優勝はプレーオフを制したチームなのだから。



けれど、わしの中で「日本ハム25年ぶりの優勝」のフレーズは何ら違和感なし。
長いシーズンを1位になったチームこそが優勝チームと評す。

これまで見てきた日本ハムは投手陣が難だったが、若手が頭角を現し、成長したことで
安定した戦いができるようになった。(岡島の予想外の活躍もあった?)
打線頼みの試合から、投手中心の守りの野球が功を奏したと思うぞよ。
また春先の新庄くんの引退宣言もチームに活力を与えたような気もする。


前回優勝した81年、当時私は小学校1年。
本格的にG党として応援を始めた時の日本シリーズの相手だった。
それから同じ後楽園や東京ドームでフランチャイズを持つ日本ハムは、地方に行くべきだと
思っていた。
ようやく3年前に札幌移転。駒大苫小牧の躍進と重なり北海道に野球を根づかしたと思う。
ただ来年以降は相手チームのマークも厳しくなる。
常に優勝争いをできるチームになることを期待してるぞよ。


西武、ソフトバンクは残念ながら“優勝”を逃したけれどさすがと感じる部分が多かった。
特にソフトバンクは今年、城島をWBC、病気で指揮官を欠きながらの大健闘。
本当に頭が下がる思いじゃぞ。


さて今日は言わしてもらうぞ!
来月7日からのプレーオフが始まるが、個人的にはなんの興味はない。

この短期決戦を制したチームにリーグ優勝そして日本一になっても、
シーズン1位の重みとははるかに軽いと思う。


アドバンテージ1勝を最初から与えるぐらいなら実施しない方が良い。
10日以上、試合間隔があくスケジュールも大問題だ。
(日本ハムは2週間近く空く)

結局、消化試合を少なくするために、パリーグの収益UPのために始まった制度。
ファンも納得できなければ、球場に行かなくても、テレビを見なくても、興味を持たなくても良いと思うぞよ。
恐らく現場の選手間でもこの制度に不服がある者も多いであろう。

昨年、王監督も不満をぶちまけたが、
“同じ年に名目上”日本一になったロッテの主力投手のブログでもこんな発言があった。

「上位とのゲーム差も離れてしまいチームとしてのモチベーションの差が出たゲームでした。
これはチームの状況の「差」であって力は変わらないと思っています。
でも1位通過を目指しているチームと3位以内を目指しているチームの「差」でゲームがこんなに違うのかと痛感しました。」

↑上記コメントどのように受け取りますか?

ロッテといえば、一昨年は3位通過を日本ハムと激しく争ったチーム。その時のモチベーションは相当高かったはずだ。
3位通過でプレーオフを制し、リーグ優勝に違和感がない限り、こんなコメントは出てこないと思うぞよ。

来年からセリーグでも実施されるプレーオフ。本当にプロ野球の活性化、人気回復に繋がるのであろうか?
個人的には本当に興ざめである。

この一週間、プレーオフ制度がなければ、もっともっと大きな緊張感を選手やファンも
感じたはずであり、一つの勝ちや負けにも喜怒哀楽が激しさを増し、
盛り上がりがあったはずだ。残念でならないぞヨ。