プロ野球もいよいよ9月に入り、佳境を迎えた。
パリーグは上位3チームが1.5ゲーム差の大混戦。
セリーグは中日が2位阪神に6ゲーム差をつけ、
首位に立っている。
すっかり御なじみになったフレーズ
「パリーグのプレーオフがあるから、面白い。」本当にそうだろうか?
もし仮にプレーオフがなく、1.5ゲーム差の中で
優勝争いしていれば、もっと緊張感が生まれるだろうし、
選手だけでなくファンのドキドキ感ももっと大きいのでは?
もちろん1位通過でアドバンテージ1勝はとりたいのだろうが、
仮に2・3位でもプレーオフで勝ち進めればいいという気持ちが
どこかにあろう。
西武、ロッテ関係者の方々には大変申し訳ないのですが、
私個人の中では、ホークスはリーグ3連覇というとてつもない記録を
昨年打ち立てたと考えいます。
井口、城島、小久保らが抜け、戦力ダウンが免れなかった中での
優勝であるからなお価値のでは。
私個人の考えは、優勝は一年の長いペナントレースの結果。
短期決戦で決めるものではないと思う。
そしてどれだけゲーム差を離しても、マジックが点灯しても
不安でたまらない中、ゴールを迎える喜びこそが優勝に値すると思う。
阪神で星野監督が「どれだけゲーム差を離しても寝れなかった」は
まさに本音だと思う。
きっと中日ファンも阪神が6連勝して、中日が6連敗したら・・・。
と心配を持っているはずだ。
極端な話、1988年の10.19のようなシチュエーションは今のパリーグには
見られない。
今年千葉ロッテマリーンズが低迷してしまったのも、
真の優勝を勝ち取っていなかったためであろう。
プレーオフがある戦いとない戦いではその緊張感は、比べようもないと思う。
来季からセリーグでもプレーオフ導入される。
本当にファンにとって良い制度なのだろうか、もう一度検討してもらいたい。