委員を複数の政党から選ぶことを求める条項である。独立委員会の委員は、一つの政党から一定数を超えて出すことはできないのだ。この独特の要請についての素直な、そして間違いなく妥当な説明は、次のようなものとなる。すなわち、連邦議会は、どの委員会についても、単独の政党に独占されないようにしたいと考えている、と。集団極化を念頭におくと、そのような議会側の懸念はいっそう強まるだろう。民主党か共和党に独占されている独立機関は、極端な立場の方に極化していく可能性がある。その立場は、民主党員もしくは共和党員の平均的な立場よりも極端だろうし、各構成員のどの個人的立場よりも極端なものになりかねない。委員を複数の政党から選ばせるのは、この種の変動を抑制するものとして機能しうるのである。この一般論を直接に裏付けるものはほとんど存在しない。ただ、この議論を強力に援護する研究が二つある。コロンビア特別区の連邦控訴裁判所における裁判官の行動に関する研究である。一つめの研究が見出したのは、合議体を構成する裁判官の支持政党が同一の場合には、より極端な結論が出る傾向があるという。
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