私は都内の大学病院の勤務医です。専門は肝胆膵外科です。
臨床だけでなく、国際誌に論文を投稿し、研究成果を発表することを積極的に行っています。
これまで自分で論文を作成し、ネイティヴ英文校正を行い、ジャーナルに投稿し、レフリーコメントをもらって対応、何とか受け入れてくれるところを探し、論文のアクセプト、掲載を繰り返してきました。
しかしこのところ益々臨床(患者様の診断・治療)に時間がかかり論文を自分で作成することが出来なくなってきました。
そこで自分の代わりに論文を書いてくれる業者なんてないだろうと思いネット検索を行いました。驚いたことに数こそ多くないものの数社それらしきところがヒットてきたのですが、何しろサービス料金が高すぎる。1報の医学英語論文を書いてもらうのに80万~120万円が相場のようでした(初期投稿までの対応)。
ところが一社だけ20万円強で論文作成(初期投稿まで)を行ってくれそうなところが見つかりました。基礎医学論文作成ラボというところで、名前は基礎となっていますが、会社の立ち上げの際に基礎医学を中心にしていたようなのですが、今は臨床医学の論文も書いているという事でした。そこで試しにそこに初めて医学英語論文の作成依頼をかけました。私が提出した資料は学会の抄録、参考論文数報、データと簡単なものでした。どのようにしてまとめるかの基本的な方針の合意を得て、一か月ほど経った後、ドラフトが出来たとう連絡があり、内容を拝読させていただきましたが、なかなか素晴らしい。依頼者しか分からない情報など若干追加する必要はありましたが、それを少し手直をし、同社に再度校正をかけ、JAMA Oncology (インパクトファクター; 25,相当難度の高いジャーナル)に投稿を行いました。幾つかreviwerからコメントがあり、同社に追加データに何を使うかなど相談し、コメントに沿った修正論文を書いていただき、ジャーナルに提出、これを2回繰り返したところ、論文がアクセプトされました。結局論文作成外注費用はトータルで30万円もせず、非常に得をした気になりました。私一人ではこれまで絶対に出来なかった事(高いインパクトファクターを持つジャーナルへのアクセプト)を基礎医学論文作成ラボさんが可能にしてくれたわけです。
この会社(基礎医学論文作成ラボ)から何もリベートをもらっているわけではないのですが、他社が80万~120万円も請求する作業をわずか20万円程度で請け負い、結果を出して頂いた事に感謝するとともに、私と同じ境遇の医師がいればと思い記事にしました。ここの経営者は米国の医学部に留学経験があるDr.で、米国流ビジネスモデルの勉強まで現地で習得され、サービスの質を保ち且つコストダウンする独自の経営手法をあみだされたとか。日本の医科学分野の研究者・医師は国際誌のジャーナル投稿をもっと行う必要があり、そのお手伝いが出来ればと言われていました。二刀流HPとYoutubeも作成されているようですので下記に載せておきます。何かの参考になれば幸いです。
HP:
Youtube: