ミラクル・イヤー宣言の矢先に | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
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史上最悪の洪水被災から力強く立ち直るタイ。

を内外にアピールするため、観光・スポーツ省の旗振りで美人すぎる総理大臣ご列席(写真)のもと「ミラクル・イヤー・オブ・アメージング・タイランド」宣言イベントが開催され、地方都市の観光資源の開発がますます促進されていこうとする矢先に、南タイで過去最悪の無差別連続テロ

バンコクから遙か南方での出来事ですが、南タイいわゆる深南部3県ではタイからの分離独立をめざす過激派イスラム教徒によるテロが延々と燻ぶり続け、この10年間の死者数は3,000人を超えています。
また、バンコクよりも先に国際都市として認識されていた国境貿易都市ハジャイの市街地でも爆弾テロが起こり、マクドナルドのガラスが吹っ飛び、ススで顔を汚した人々が逃げ惑う映像は数年前のバンコク正月テロ以上の衝撃だった。

昨年の総選挙ではタクシン残党が勝利したものの、野党にくだった民主党がバンコク以南の比例区投票では圧倒。
前政権は親タクシン派との政争に余計な時間をとられ、また、南部住民の怒りに火をつけたタクシン時代を復活させようとする現政権は深南部問題になんの施策も示せないまま今日にいたってます。

いくらお仕事とはいえマルゴシ民間人が海外旅行保険ひとつでそういう土地に行くのはなかなかの勇気が必要とされていますorz。