発展途上国にいればいるほど、高校生のころは友人とバカ笑いしていたスネークマンショー(写真)に一種の教訓めいたものを感じる時があります。
タイには「太陽にほえろ!」や「Gメン75」、「西部警察」のような、警察官を正義のヒーローとして描いた国民的テレビドラマはない。
そのかわり、現職の警察官、というよりも「タムルアット」という名称の初級公務員が薄給の生活苦を理由にワルさをはたらく事件は日常茶飯事にちかい(タイ関連日本語ニュースサイトや"タイの三面記事"を紹介している個人ブログなどを参照)のですが、それでも、善良な市民は、
「警察です。ご協力をお願いします」
と言われれば、事件解決に協力をおしまない。
だから、東南アジアのリゾート地に遊興に訪れる日本人が、「ポリス」という職業に素直に緊張してしまうことは無理のないことだと思います。
■バリ島に邦人女性の遺体、殺人事件で捜査 (「読売新聞」9月29日)
ほか。
「世界の常識を知らない日本人だから、こういう事件にやすやすと巻き込まれる」
といったシッタカぶりで完結する問題ではございません。
まったく身におぼえがないのに「麻薬もってるだろ」「偽札もってるだろ」などと言われて一人~三人組程度の警察官に呼び止められた場合は、スネークマンショーの小林克也のごとく対応して、
「こいつはダメだ」
とマンガ的に展開すれば幸運だけれども、そうでない場合は低姿勢のまま、
「スリチャイ大佐に連絡してもいいですか」
みたいに、まるっきりのデタラメハッタリでその場を逃げ切ることに専念しましょう。
僕も一度だけ経験しています。
ちなみに、在タイ日本大使館内の邦人保護班への連絡先電話番号はかつては個人の携帯電話番号だったものですが、フリーペーパーを見てイタズラ電話する不届き者が増えたものなのか、最近は、代表番号に架電してから緊急番号をおしえてもらう仕組みになっています。
