激しい人情家だったタクシー運転手 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
ローリング・ストーンズに関する雑記とその他

「あかずの赤信号」で有名な交差点にどっぷりハマってしまい、

「ああ、体が良くなったら、この建物(写真)の中にも一度は入ってみなきゃなあ」

とボンヤリ考えていたら、最近になって再急増中の交差点の窓ふきチルドレンがウヨウヨとタクシーにちかづいてきた。
そんなのに窓を拭かれたら余計に汚くなるのは定石なので、たいがいのドライバーはスルスルと窓を下ろし、チルドレンに小銭を渡して追い払うのだけれど、壮年のタクシー運転手は窓を下ろすと、

「このクソガキどもが、さっさと家に帰りやがれ! 調子に乗ってるとオマワリにつかまるゾ!」

と、何もそこまでキレなくともよかろうに、の剣幕でがなりたてる。
すると、リーダー格らしいガキが雑巾を車体に叩きつけながら、、

「うるせえ。このクソおやじ。とっととくたばれ」

と捨て台詞を残して逃げていくのを、クソおやじは本気で車から降りて追いかけようとするのだから、たまらない。
運転手不在のまま信号が青になったらこっちが困るんだから、ちょっと落ち着いてください、と家の人間に諭されて、冷静になった。

しかし、壮年のタクシー運転手は、以前、こうした窓拭きチルドレンの一人が大型車にペチャンコにされるのを目の当たりにして以来、こうしてストリートチルドレンに厳しく接しているのだそうです。

社会的地位もなければ名声もないけれど、人情に厚く子供たちを無駄にネコかわいがりをしない雷オヤジがもっと増えれば、「タイの貧困」も改善されていくのかな。

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手前の車線にズラリと並ぶのが、バンコクのタクシー。