救急車なのか消防車なのか、とにかく、けたたましいサイレンの数に安眠を放棄した時点では、それが火事なのか、2年前の再現
なのかは、まだ、わかりませんでした。
火が出たお店は、商業地区としても住宅地区としてもここ数年の再開発が著しいエリア「エカマイ」(写真はその一部)に位置する高級パブ。
何が「高級」なのかといいますと、有名バンド、高名シンガーがよくミッドナイトライブを開催するお店としても知られており、ギョーカイ筋の方々や上流家庭の子女で賑わい、また、外国人でもタイポップスに精通している方々であれば、何度か足を運んだことのある場所だと思います。
しかし、それにしても、テレビニュースで災害状況を知った時には想像を絶する犠牲者の数に戦慄した。
災害現場では一命は取り留めたものの、今も危険な状態にある日本人の方もおります。
どんなに自分の身は自分で守ろうとしていても、ドアがいくつもない空間に700人(1,000人説アリ)が集まれば、失火ひとつがとんでもない大惨事を誘引する、というイヤな前例となってしまった。
■防災局、娯楽店の監視強化へ
(「バンコク週報」1月1日)
しかし、現実問題としては、未成年の入店禁止などの監視強化の次元ではなく、防火の見地では営業停止、再建築を必要としているところが一軒や二軒ではないことは、バンコクを知る方々なら誰もが気づいているところですが、数年前の老朽デパートが上階部から崩壊した時にも当時のタクシン政権は「タイ全土の、三階以上のすべての建造物を安全点検」と謳ったけれど、言葉どおりに点検しただけで終わっています。
僕がよく通う日本人向け繁華街のナベヤさんの向かいにも、中肉中背の成人男性が三~四人ヨコ並びになるとギュウギュウづめになる変形エレベーターが稼動している雑居ビルがある。
その雑居ビルの中には、今思えば、柴咲コウ顔のツンデレ子サンがいるお店があったのだけれど、いつのまにか閉店してしまったので、僕がそのエレベーターに乗ることはもうありません。
最重要警戒態勢に配備される前の無数の警察官たちが記念撮影していました。

