「日本人なんて生魚を食ってりゃいいんだよ!」byミック・ジャガー | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
古本屋さんに東郷かおる子著「わが青春のロック黄金狂時代」が置いてあった。

「昔はよかった」風な論調が目立つのは著者の特権的特性というよりも、出版元の意図の問題か。

東郷といえば、洋楽誌「ミュージック・ライフ」最盛期の第一人者にして、こう言ってはナンですが「クイーンおばさん」のイメージが強いのだけれど、「わが青春の」はそうした時代の「外タレ」取材記の想い出話が満載。
「ロータスの伝説」 の頃のサンタナに、同行したカメラマンが酔っ払って「よう!サンちゃん」とか言ってしまった話も紹介されている。

東郷は、ローリング・ストーンズの1973年1月の日本武道館公演中止騒動も回顧(24~25ページ)。
英国における薬事法違反でのミック・ジャガーの逮捕歴が問題視され、日本公演を断念せざるをえなかったミックが腹いせまぎれに吐きすてた言葉が、

「日本人なんて生魚を食ってりゃいいんだよ!」

とされているのは日本人ストーンズ野郎たちのあいだでは有名すぎるぐらい有名な話ですが、実際には、英語ではなんと言ってたのであろうか。
しかし、1990年以降のワールドツアーでは必ず日本公演を実施してくれているのだから、そんなことはもうドーデモイイことですね。

わが青春のロック黄金狂時代
―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)
東郷 かおる子