昼下がりから降り始めた雨が夜になっても続いて、道路はビッチリ大渋滞。
深夜まで時間をつぶすにはバックスとマックカフェのどっちがイイかなァ、とぼんやり考えあぐねていると、女性社員が「ギースさんの家は通り道だから、クルマで送ってあげますよ」とやさしいことを具申してきたので、渡りに舟と飛び乗った。
アパートの前で下ろしてもらうと、顔見知りの香水プンプンのウズベキスタン人がタクシー運転手と激しく口論しており、仲裁役の昼間は警察官の警備員が僕に通訳を求めてきた。
「1,000バーツの乗車料金で交渉が成立したのに、このアマは100バーツしか払おうとしない」
と運転手は激昂している。
どこから乗ったものなのかと思えば、平時であればせいぜい3メーター(初乗り35バーツ、メーター毎2バーツ)の距離なのだから、100バーツでもじゅうぶんにボーナス料金だと思うのですが、法令に厳格に照らしあわせれば、流しのタクシー運転手は罰せられてしまう。
また、ウズベキはタクシーがメーターを使いたがらない場合はいつもそんな乗り方をしているのか。
そんな具合で、ウズベキとタクシーの罵倒合戦は言葉以前の問題でした。
しかし、僕は裁判官でもなんでもなければ暗黒街の営業でもないので、それ以上の係わり合いは勘弁してもらいたく、「通訳」を終了。
