タイでもCDが売れない | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
という評判を耳にしてから久しいのだけれど、タイにはビルボードやオリコンのような調査会社はない。

ミリオンセラーと称されるアルバムは、レコード会社が公称する出荷枚数のことだそうです。

写真のアルバムはちょっと前にヒットした女性シンガー数名によるオムニバス盤。
ダー・エンドルフィン も参加していた。

しかし、リリースから一年も経たずに、プラケースを廃した、コスト削減の紙ジャケが登場。
「販売価格155バーツ」と書いてはいるけれど、実際にはスーパーの一角のワゴンの中で輪ゴムでまとめられ、初版の三分の一の価格の一枚39バーツ(120円)で売られています。

CDが売れないからそういうタタキウリをするのか、最大手のレコード会社が販売権を「庶民のスーパー」に託して、まがりなりにもの知的財産をこういう売り方をするからCD離れが進行しているのかは、わかりません。

「240円の海賊盤を買うのなら、120円で本家を買ってくれ」

ということなのであろうか。