今日21日はタイの万仏祭
。たいがいの会社は休日となるので、電話が通じないところが多いかも知れません。
タイでは、お坊さんに寄進したり、自分よりも社会的立場の弱い方々に金銭物品を施すことを、総じて「タンブン」といいます。
日本語では「功徳」とでもいうんでしょうかね。
ガイジンの中には、歓楽街のホステスさんたちにチップをばらまいてはホンキ半分で「タンブン、タンブン」と嬉しそうにしているオッチャンもいますが、タンブンしてもらっているのはオッチャンのほうであることを忘れてはならない。
下心ナシ、見返り要求ナシで、徳を積み重ねるほど、リインカネーション後の生活が安泰したものになると考えられている、そうです。
そうだとしら、僕の来世も今よりは輝かしい生活が待ち構えているのかも知れませんが、僕のブログはローリング・ストーンズを基本としたブログなので、仏教思想を語り伝えるブログではない。
しかし、今週月曜日の朝、家の外でタクシーを待っていると、ひとりの御坊が歩いてくるのが見えた。
「さっさと通り去ってくれよな~」「タクシー、早く来てくれ・・・」と身構えていたら、果たして、
「これからコラート(日系工場も多い地方都市)に行く用事ができたので、クルマ代300バーツ(1,000円前後)を寄進してくれないだろうか」
と坊さまが話しかけてきた。
僕は短期間とはいえストーンズを断って寺に入ったこともあるし、今でも在タイ外国人の冠婚葬祭のお手伝いをすることもあるので、寺の境内で下着姿で腰を振っているタイ人 さんたちよりは仏門に通じていると自負しているので、目の前の坊さまにはクエスチョンだらけだった。
・ああ、これが昨今、社会問題になっているニセ坊主かも知れない。
・なぜなら、坊さまが遠出する時は寺小僧が随行するからね。
・そもそも、バンコクから陸路約3時間のコラートまでタクシー代300バーツなんてありえないし、そんなものは檀家さんが負担すべきものだ。
と、状況的には100パーセントにせ坊主なのだけれど、僧衣の色がビルマ僧のものだったので、
・タイ語がペラペラだからといってミャンマー人ではない、とは限らないのでわ。
・何か理由があって、タイで単独で精進しているのでわ。
・タイ人のビルマ嫌いは厳しいから、ビルマ僧衣をも黙殺し、坊さんの托鉢もままならないのでわ。
・300バーツを数人から集めて、クルマ代にするつもりなのでわ。
・ニセ坊主なら、住宅地ではなく、もっとワリのいい繁華街に出没するのでわ。
と僕は頭の中でナノデワを連発し、マンションの受付で1,000バーツ紙幣をくずしてもらい、500バーツを寄進した。
1,000バーツをそのまま渡さないところが僕のセコイところなのですが、坊さまは寄進に対して礼をのべる必要はないから、僕の頭上に簡単な経を唱えた。
早朝の特定場所以外で、道バタの坊さまに寄進をしたのは、在タイん年で初めてのことだった。
この出来事を家の人間に話したりしたら、また「オメデタイ奴」 を通り越してニンピニン扱いで馬鹿にされる のが目に見えているので、黙っています。
ニセ坊主であった場合のことも想定して、週末にはいつものお寺を参拝する予定です。
