- 厳密にはタイランドの話ではありませんが。
- 手塚 治虫
- バンパイヤ (4)
トリビアるまでもなく、水谷豊のメジャーデビューのテレビドラマとしても有名。
その第二部は、ウェコという名称の吸血哺乳類をめぐるストーリーながら、未完。
吸血哺乳類は自分の身を守るために人間に変身するという、バンパイヤとは正反対の性質設定になっていた。
第二部の導入ストーリーでは、インドの山奥で保護された少年は実は人間に化けた山猫だった、というオチがついていた。
と、そんなマンガの世界はどうでもいいとして、ここ最近、町の人々の大きな話題となっているのは、「カンボジアの野生化少女」のニュース。
日本からも「すごいねえ!」「本当ですか!?」と感嘆メールが来るので、ヤフーをみると三大新聞も取り上げている。
本当かどうかはわかりませんけど、バンコク連続爆破事件犯行グループ身柄拘束のニュース以上に、「野生化少女の帰還」は市井のタイ人の心を支配しているのは、明らか。
「トラのように赤い目」「真夜中のオタケビ」を写真や映像で確認しないうちは夜も眠れませんヨ、といったところなのだろうか。
1988年のカンボジアというと、ポルポト政権崩壊後の内戦騒乱の真っ最中。
ゲリラ兵士養成のために集団誘拐された少女がそのまま魔境に取り残され、人間の理性は喪失しても、帰巣本能的に故郷に戻ってきたのであろうか。
死んだものとあきらめていたお嬢さんとの再会を親御さんには大事にしてほしいものです。
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■<カンボジア>18年前に10歳で不明、ジャングルで発見?(「毎日新聞」1月19日)
【バンコク浦松丈二】
カンボジア北東部のベトナム国境に近いジャングルで、言葉を理解しない裸の女性が発見され、内戦が続いていた89年に当時10歳で行方不明になった女児がジャングルで生き延びていたのでは、と話題になっている。
19日付の地元英字紙カンボジア・デーリーが報じた。
この女性は今月13日、ラタナキリ州オヤダウ地区の製材所に食糧を盗みに入って、作業員たちに捕らえられた。
古傷の位置が一致することなどから、女性は警察官(45)の娘とみられる。
娘は牛を追ってジャングルに入ったまま行方不明になっていた。
同地区では80年代後半に子供たちが相次いで行方不明になった。
当時、内戦に敗れてジャングルに入ったポル・ポト派残党が関与しているとも疑われた。
女性は言葉を話せないため、当時の状況やジャングルでの生活は聞き出せない。
女性は現在、警察官一家に保護されている。
おびえている様子だが、時折は腹をたたいて空腹を伝えたり、座ったまま左右に体を揺らしているという。
一家は「いつかは娘を学校に通わせたい」と話している。
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■カンボジア野生化女性が“ホームシック”(「スポーツ報知)1月22日)
やっぱり帰りた~い-。
カンボジア北東部のラタナキリ州のジャングルで、18年ぶりに発見された女性(27)が“ホームシック”にかかっていることが21日までに分かった。
“故郷”に帰りたがっており、既に何度か脱走も試みた。
ほとんど言葉も話せず、「野人」生活が長かっただけに、周囲から「人間に戻れるのだろうか」と心配する声が上がっている。
「彼女は泣き叫び、ジャングルに帰りたがっている。人間との生活に慣れていないから仕方ないのだが…」と肩を落とす地元警察関係者。
89年に行方不明になり、今月13日に保護されたロチョム・プチエンさん。
木々が生い茂った密林がどうしても恋しいようだ。
何度も脱走に挑んでいる。
ロチョムさんは引き取った家族の自宅の敷地内のトイレで用を足す時は服を脱ぐ。
先週の夜、いつものように服を脱いだため、家族に「ああ、トイレか」と思わせたところ、猛ダッシュで逃亡。
途中で家族に捕獲されたが、フェイントを交えた頭脳戦を仕掛ける。
警戒心が強く、家の中でほとんど眠らない。しきりに玄関に向かおうとするなど、スキあらば脱走しようとする姿に、家族も「みんなが眠れない。不眠症だわ」とグッタリ。
24時間態勢の“監視”を怠るわけにはいかない。
発見から1週間以上が過ぎたが、ほとんど言葉は話せない。
空腹やのどが渇いた時に口を指さして表現するが、覚えている言葉もある。
「お父さん」「お母さん」「腹痛」の3つだという。
一方で「ジャングルウーマン」の一報は、カンボジア国中をわかせている。
ロチョムさんが住む人口100人程度の小さな村には連日、やじ馬や報道陣が押しかけるなど、新たな観光スポットになりつつある。
ここの村民は少数民族であるプノン族。
彼らは、ロチョムさんがまだ「野人」なのは、森の悪霊に取りつかれているからだと信じており、そのため、おはらいをする僧侶を依頼したという。
本人が語れないため、行方不明までの経過、長年にわたったジャングル生活といった真相は謎に包まれたまま。
英紙などの報道では、ゲリラによる誘拐、長期監禁説が浮上している。
身元確認のDNA鑑定を急いでいるが、本人は「四つんばいで動く方が好きなようだ」(地元警察)と周囲の騒ぎっぷりにも、野人は変わらないようだ。