キースの歌いだしが素晴らしい「地の塩」@ユーチューブ 。
エリック・クラプトンが客演 した1989年12月のアトランティックシティのショーでは、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズとイジー・ストラドリンも登場。
ガンズといえば、当時は日の出のいきおい。
そのアクセル、イジーらが選んだ曲は誰もが知っているヒット曲ではなく、「地の塩」。
キースが「安契約料で金曜日にムダに徹夜させられる勤労者に乾杯」と歌い出す「地の塩」は、1968年のアルバム「Beggar's Banquet」
の10曲目。
レコード演奏とはいえ、同年12月のテレビショー「ロックン・ロール・サーカス」 で登場したあとはライブ演奏されることがほとんどない、隠れた名曲。
ミックいわく「おやすみなさいソング」@ユーチューブ
。
原題は「Salt Of The Earth」。
キリスト教社会では、たいがい、「必要な存在」「立派な人」という意味で使われるけれど、原典となるマタイの福音書には「汝らは地の塩なり。塩もし効力を失わば、何をもってこれに塩すべき。後は用なし、外に捨てられ人に踏まれるのみ」と書かれている。
911事件で命を落としたファイアマンたちを追悼するために01年10月に開催されたチャリティショー「コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ」では、ミックとキースが「ミス・ユー」と「地の塩」を演奏。
「ニューヨークをつぶすことなんてできないぜ」というミックのMCに、消防署職員らしき若い女性がシラけた表情を見せるのも印象深いけれど、チャリティ目的に徹したミックとキースは自分達の責任パートを終えるとサッサと会場を後にして、ショーをしめくくる「フリーダム」や「レット・イット・ビー」の合唱には加わらなかった。
◆「地の塩」収録アルバム
1968年11月発表。
■収録曲
01. Sympathy For The Devil
02. No Expectations
03. Dear Doctor
04. Parachute Woman
05. Jigsaw Puzzle
06. Street Fighting Man
07. Prodigal Son
08. Stray Cat Blues
09. Factory Girl
10. Salt Of The Earth
※DVD