公開13年後に僕は初めてこの映画を見ましたが、先日の帰国時に、JR上野駅構内で堂々と販売されていた「韓国製DVD」を1,500円にて購入。
限りなく違法品の香りがするものの、HMVでも韓国製を取り扱っている。
1969年後半のストーンズのドキュメント映画は翌年のライブアルバム「Get Yer Ya-Ya's Out」 のジャケットに使用される、チャーリーとロバの仲良し風景から始まる。
マジソン・スクエア・ガーデンでのライブ映像に続いて、オルタモント・フリーウェイでの野外ロックフェスティバル。
ティナ・ターナーや、なんとも美しく若い頃のグレイス・スリックも登場。
が、「最大のみどころ」という表現は適切ではないんですが、会場警備に雇われたヘルズ・エンジェルスのステージに押し寄せる観客を殴る蹴るに、聴衆はもちろんのこと、ステージも慄然。
これにはミックもたまらず、キースにストップをかけて、聴衆やヘルズに「シスターズ&ブラザース。なんでケンカしてるんだよ。お願いだから、落ち着いてくれないか」と訴える。
キースはキースで、ステージ前部の一点を指差しながら、今とは大違いの高い声で「おまえだ。おまえが止めないんなら、俺たちは演奏しないからな」と凄み、イアン・スチュワートがキースをなだめる。
ガチンコ以上のヤバイ雰囲気の中、ストーンズの面々は「Under My Thumb」を演奏し始めるのだけれど、結局、ヘルズのナイフが一人の黒人青年をえぐってしまう。
この「オルタモントの悲劇」を一部始終記録した映画がストーンズ43年史の中でどのような位置づけにあるのか、僕はそういうことは考えたこともない。
ヘルズを雇ったことは、ミュージシャン仲間からも「愛と平和のウッドストックをブチ壊した」と批判されていたそうですが、こういう事件を経験しながらストーンズ黄金時代が続くのは周知の通り。
80年代になってから、ヘルズのメンバーがこの時のことを恨んで、「ミック・ジャガー暗殺を計画していた」とブチあげていたことは日本のスポーツ紙でも報道されていたけれど、現在もミック・ジャガーは健在です。
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