ミック・ジャガー「Wandering Spirit」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記

今は300円で買える新品文庫本は少ないけれど、CDはどんどん安くなっている。


ワーナーミュージックジャパンの廉価盤シリーズ「Forever Young」にミックの旧譜がラインアップされた。


wondering

Mick Jagger「Wandering Spirit」


1993年2月発表。

■収録曲

01.Wired All Night
02.Sweet Thing
03.Out of Focus
04.Don't Tear Me Up
05.Put Me in the Trash
06.Use Me
07.Evening Gown
08.Mother of a Man
09.Think
10.Wandering Spirit
11.Hang on to Me Tonight
12.I've Been Lonely for So Long
13.Angel in My Heart
14.Handsome Molly


ミック、3枚目のソロアルバム。


前2作の叩かれ具合とはうってかわって、評論家筋の間でも好評だった。
単純ファンの立場としても、ストーンズ次回作へのワンクッション的に聴くことができた一枚。


リリースから二年ちかくたった頃も、「文化的時差」といったら甚だ失礼だけれど、バンコクの歓楽街でよく「Sweet Thing」が流れていた。


プロデューサーはリック・ルービン。
レニー・クラヴィッツとの共演、6曲目の「Use Me」も注目を集めた。


さらには、意表をついて、民謡がこのアルバムを締めくくる。
ミックが「She's the Boss」を出した時、キースが「そんなクソなアルバムは聴かない。「ミック、アイルランド民謡を唄う」とかなら別だがな」みたいなことを発言していた。

「Handsome Molly」はそれに対する回答だったのだろうか。


ミックと民謡といえば、かつてのミック主演映画「ネッド・ケリー」の中でも、「ワイルド・コロニアル・ボーイ」という伝承歌曲を歌っていた。