ミック・ジャガー「Primitive Cool」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記

今日はストーンズ日本公演の最終日。

ナゴヤドームとその周囲は大いに盛り上がっているころではないだろうか。


なのに、唐突に、ミック・ジャガーのソロ活動セカンドアルバム「Primitive Cool」。


Primitive Cool


1987年10月発表。

同時期のアルバムに、スティング「...Nothing Like The Sun」。


コレが出た時は、イギリス国内でもミック・バッシングが最高潮に達していたけれど、僕もそれにならって、「こんなくだらないアルバムを出しやがって」と思い込もうとした。


でも、ジャケット・センスがやはりミックらしくて、かなり聴きこんだ1枚。

9曲目の歌詞「パーティーはもう終わったんだ」というクダリが「ストーンズ解散を暗示している」と大騒ぎになっていたけれど、実際には「Throwaway」、「Say You Will」、「WarBaby」などなど、新スタイル的なジャガー節を堪能できる名曲も多い。


翌88年3月、ミックは単独で来日し、大阪と東京でコンサート。

完成したばかりの東京ドームの、コケラ落とし。

そのライブをフジテレビがゴールデンタイムで放送したが、今は亡き逸見政孝アナの「来日していない最後の大物」というナレーションは、妙にカッコがよかった。

和太鼓入りの「悪魔を憐れむ歌」は今もなお、名アレンジ、名曲ではないだろうか。


HMVによると、「Primitive Cool」はちかく再発されるようです。