■交通警官の罰金徴収の実態を調査へ(「クルンテープジャーナル」より)
バンコク首都圏の交通量の多い道路で交通警官が頻繁に検問を行い、軽微な違反を指摘して罰金を徴収しているとの苦情が殺到しているため、警察当局は、その実態を調査することになった。
ウィパワディランシット、パホンヨティン、バンナーなどでは、検問が度々実施されているが、その多くは現場が勝手に行っているとされる。
違反の摘発、罰金の徴収が多ければ多いほど、交通警官は成績優秀となるが、違反の摘発は、例えば、本来500バーツの罰金を受け取って領収書を渡すところを、200バーツで見逃し、その金をポケットに入れるという小遣い銭稼ぎにもなっている。
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今ごろ、こういうことを胸張って表明してもらっても困ります、というか、タイ警察庁は来年になっても同じことを言い続けてると思います。
「警察当局は国家威信にかけて、その実態を調査します」
って、思い出したように10年、20年、おんなじことを言いつづけてるから。
むかし、友人とパタヤ方面にゴルフに行った時、途上でスピード違反で止められた。
友人がスルスルと窓をおろして、100バーツ紙幣2枚を警官に渡したところ、「タンキウ」と英語(サンキューのタイ発音)で感謝された。
そういう経験をしている外国人はたくさんいると思います。
しかも、こういう警察官はベンツなどの、見るからに高級車はまず止めない。
OLさんドライバーやタクシーを狙い撃ち。
後部座席に外国人らしき人間が乗っていれば、「しめた」もの。
外国人がパスポートを所持してなければ、臨時収入もプラスアルファ。
しかし、パスポートのほかに「外国人労働許可証」を提示されると、それが何たるかの知識もないから、目をシロクロ。
なんで、このような「賄賂」とも「汚職」とも「不良」とも「悪徳」とも形容できない「ごみクズ」が跳梁跋扈するのか。
それは、しばらく前にタイで警察官の人材不足ではなく人数不足に陥ったとき、町の与太者たちを下級警察官として採用しまくったことのツケなのだと思う。
昨年だったか一昨年だったかに話題になった「町の野良犬を警察犬に、盲導犬に」の発想も根はいっしょ。
このことを真っ向から否定するタイ人は少ない。
僕がタイに移り住んだ頃には、警察官グループによる外国人連続殺人事件も起きている。
こういう論調を展開すると、まず必ず、「日本だって昔は」という異論が出てくるし、それを問答無用で蹴り飛ばすほど僕もゴーマンではないので、前に調べてみたことがあります。
神 一行
という著書の中では、日本でもそういう人数不足の時代があったことが紹介されている。
若年警察官による女子大生殺害事件も記憶に残っている。
だけれど、白昼堂々、衆人環視の中、一般人に金銭を強要する警察官の話はきいたことがないよね。
交通渋滞をむやみに悪化させながら、道端で体よく金銭をせびる制服警察官があたりまえのように存在する社会で、「刑事になりたい」と憧れる少年少女はなかなか見かけない。
もちろん、下級警察官は全員、目先のビール代タバコ銭に目がくらみ、罰金免除のポケットマネーだけでは飽き足らずに、家出少女をたぶらかし良からぬビデオを撮影・販売しているようなゴミくずばかり、とは断言しない。
有名政治家の凶悪子弟の粗暴ぶりを諌めようとして、その場で射殺され殉職してしまった警察官もいる。
僕のアパートの守衛さんあたりも 、腰は低く、志は高いおまわりさんの部類じゃないかな。
