本堂

平家物語は有名な冒頭の一節しか知りません。折角の機会なので文字にしてみます。

 

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。」

 

建礼門院は、平清盛の息女、高倉天皇の中宮、安徳天皇の国母です。源平合戦に敗れた後、尼となり寂光院に侍女たちと閑居して平家一門と我が子安徳天皇の菩提を弔いながら終生を過ごしました。

 

 

平家物語ゆかりの庭園

本堂前西側の庭園は「平家物語」当時のままだそうです。往時をしのびます。建礼門院を偲びます。

「汀(みぎわ)の池」 「汀の桜」

「千年の姫小松」

残念ながら火災が原因で2004年に枯渇した。

伐採して残った部分を神木としてお祀りされています。

「池水に 汀の桜散りしきて 波の花こそさかりなりけれ」  : 後白河法皇

「ほととぎす 治承寿永の御国母 三十にして経よます寺」  : 与謝野晶子

 

 

沢山のみどころ

「諸行無常の鐘」

「四方正面の池」

「雪見燈籠」 豊臣秀頼寄進、桐の紋が見えます。

 

 

沙羅双樹の花の色

本堂の西に沙羅の木がありました。お釈迦様が亡くなった時に真っ白い花びらが降りそそぎ遺体を覆ったという。

本堂の縁側に座って(花を見ながら)茶を飲む粋な配慮をしてもらった。

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見落とし!

建礼門院御庵室跡は写真の小さな門を出て少し上がったところにある。見落としました…。

御庵室跡(パンフレットより)

 

 

建礼門院徳子大原西陵

寂光院の隣には宮内庁管轄の建礼門院(高倉天皇皇后 徳子)の陵があります。凄く長そうな階段だったのでここで拝礼することにしました。

 

大原女の小径を帰ります。

 

(寂光院の巻)

- おわり -

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