【 奈良興福寺の多川俊映老師の… 】

法話を聴く機会を頂いた。場所は平和公園の広島国際会議場です

 

【 世間日常の論理 】

「自と他」「善と悪」「右と左」「生と死」…と言った風に物事を二つに分別する。「好都合と不都合」の仕分けをし自他を絶えず比較することが心をざわめかす。ざわめく心(散漫な心)を離れ「定心」を持つにはどうしたらよいのであろうか

 

【 仏教が想定する最高の智慧 無分別智(むひんべっち) 】

分別(ふんべつ、ぶんべつ)ではなく包括するがよい。生と死を分けるな、生死(しょうじ)一体である。「不都合」を毛嫌いしていては世界は半分になる。「不都合」も抱き留めて物事にあたれ。「怨親(おんしん)平等」に生きると良い

「死の側より照明(てら)せば ことにかがやきて ひたくれなゐの 生ならずやも」  : 斎藤史

「雨の日は雨を愛さう 風の日は風を好まう 晴れた日は散歩をしよう 貧しくば心に富まう」  : 堀口大学「自らに」

どこまで正確に受け止めているか疑問ですが少し理解できたような気もします

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