演歌業界の変革の勢いが止まらない

ある大手レコード会社では演歌の宣伝費が実質ゼロになった

地方キャンペーンの費用は以前ではタレント分はレコード会社が負担して
もらえたのだがそれも一切無くなったのであります
新譜を出しても勝手にCD店のキャンペーンも事務所・歌手サイドで自己負担して
好きにやってくれ!というわけであります。
一地方都市でキャンペーンをするには最低でも10万円~からの費用がかかるのであります
①タレント・マネージャーの宿泊費・交通費
②マスコミ(ラジオ・新聞等)のブッキング費用
  これを事務所サイドで行うのは個人事務所ではおよそ不可能であります
  この仕事を行う専門の業者に有料で頼まざるを得ないのが実情です

夜キャンペーン等を代行ブッキングしてもらえる業者がいれば多少経費が浮く場合が

ありますが夜のお酒関連の店で行わなければ経費は戻ってこないのが通例です
昼間のカラオケ喫茶等ではまともなギャラは発生しません
出たとしてもキャンペーン業者が全部持っていくので見返りはありません
それどころかブッキング費用と経費を持たされてやればやるほど赤字になる蟻地獄化もありえます
山のように買取した手持ちCDを売ろうとしても「オリコン対策」との甘言に泣く泣く
地元のCD店から取り寄せることになるのであります
しまいには売れ残ったCDの買取を言われ在庫がさらに増えるという悪循環さえ起こります

これが現実ではありますが皆さん「紅白出場」を目指し耐え抜いていくのです