では、自信がつき緊張も出さずに安心して笑ってもらうオーラを出せたとして、ネタが面白くなければ笑いは取れない。では、面白いネタを作るにはどうするか。それは、私もわからない。こればかりは、誰も教えてくれない。何故ならコンビによってそれぞれ出来るネタは変わる、つまり10組10色だからだ。ただ、ヒントは沢山ある。まず、プロのネタをを沢山見るのは重要だ。マネしてはいけないのは言うまでもないが、インスパイアを受けることは悪いことではない。自分の脳でそのネタの先を展開して鍛えることも出来る。あとは、自分の中の選択肢から消去することができる。この人の演技は面白いが似ないようにする。そうして行った先に、自分だけの個性が見つかることがある。
ネタを見る、本を読む、映画を観る。全て重要だ。しかし、それらを沢山積んでも、面白くなることは出来ない。では、面白くなるにはどうするか。それは、現段階の私個人の意見としては、そばにいる人を笑わせることであると主張する。インプットとアウトプット。のアウトプットだ。どんな手段でも構わない。話術でも、動きでも、ギャグでも、顔芸でも、笑わせる。ことを試みる。これに尽きる。そこから、ネタは生まれる。その際、大喜利は危険だ。客がいれば良いがプレイヤーだけの大喜利に通った場合笑いのセンスが行き過ぎて謎の異空間星人に成り果ててしまうことが多いからだ。これを業界では、大喜利シンドロームと呼んでいる。やるなら客の前でやるべきで、他にもネット大喜利などでは、感覚がつかめない上悪い癖がつく可能性も高い。間の感覚も身につかないし、滑ることへのリスクがない分、脳が働かない。滑った後の処理の練習もできない。滑った後の自己処理はとても重要だ。これを業界では、受け身と呼ぶが、かのダウンタウン松本人志氏もこの受け身が抜群に上手い。意外とスベることはあるが、受け身が天才的なので、面白い印象しか残らないのだ。よって、大喜利よりも、面と向かって会話をすることで、話術、ネタ、間、演技、そして受け身まで練習出来てしまうことを覚えておこう。

今日はここまで