お久しぶりです。社会人です。


少し長めのお休みを頂いたので、すっごい今更ですがキングオブコントの感想を書いていこうと思います。

1組ずつ書きますが、少し短めですのでご了承ください。



【カゲヤマ】

今回準優勝という結果だったカゲヤマです。

もちろん面白かったですし、ものすごくウケていたんですが、個人的には自分が思っている以上に点数は高かったなという印象でした。


というのも、かなり一発目のインパクト重視な感じがしたというか。

最後まで裸一貫(意味ちょっと違いますけど)という感じだったので、違う展開も期待していた分少しイメージとはずれましたね。あくまで私にとってはです。


一方で2本目はすごく展開があって、対照的なネタだったなと思います。下ネタなのは一緒なんですけど。


まぁこちらも自分が思っていた以上に点数は高かったんですけど、演技力とか、何でもないワードを面白く感じさせてしまうところとか、やっぱり芸人さんはすごいなと思わされましたね。



【2. ニッポンの社長】

4年連続決勝ともう完全な常連となったニッ社ですが、今回初めての上位3組となりました。これはファンとして非常に嬉しかったです。


1本目はYouTubeにも上がっている中華料理屋と似ていて、ただただ乱闘を繰り返し続けるというすごくニッ社らしいネタでした。


本当に殴り合い(辻さんは違いますが)だけなんですけど、その中でも展開がありどんどん笑いも大きくなっていっていて、めちゃくちゃ爆笑してしまいました。


ただ私は2本目の方が好みではありました。

淡々と無言でボケが進んでいって、「ここだ」っていうタイミングで辻さんのツッコミが入るあの気持ちよさ。素晴らしかったですね。


辻さんのツッコミも変に捻ったりしてなくて分かりやすかったですし、最後気持ち悪い小道具が出てきたのもニッ社らしくて最高でした。


あんな寄生体みたいなのが出てきて「ないやつやろ」っていう一言だけで終わらせるのも本当に面白かったです。



【3. や団】

や団は3組に残っててもおかしくないくらい面白かったですね。

2022年の時もそうですけど、演技力によって面白くなっている部分が他の芸人さんよりも多い気がするんですよね。


もちろん構成も面白いんですけど、なんでもないやり取りでもお三方の演技力によって笑いに変わっているというか。

灰皿の回る時間とか、そういう運要素も味方しているように見えましたね。



【4. 蛙亭】

私は蛙亭は実を言うと漫才の方が好きで、今回のコントについてはそこまでハマらなかったんですよね。


もちろんコントも好きですし、2021年のネタなんかは本当に大好きです。

ただ、中野さんにはコントでは完全にボケに振り切って欲しいっていう願望があるんですよね。


今回中野さんが若干ツッコミの要素も持ってるようなネタで、あとちょっと出オチ感もあるような気がしてしまったんですよね。



【5. ジグザグジギー】

久々の決勝進出となったベテラン勢ですが、結果としては微妙でしたが、ネタは本当に面白かったです。


メタ的なネタで、どれだけ会場がウケても多分プロである芸人さんの評価は厳しいだろうというのは容易に予想はできました。


でもネタ自体は本当に面白くて、私はトップ3には入るくらい笑いましたね。

人によって伝わる伝わらないの差が大きいとは思いますが、お笑いが好きなほど笑える最高のネタでした。



【6. ゼンモンキー】

今回順位だけ見ると最下位という結果ですが、これまでだったら上位でもおかしくないような点数ですし、本当に大会全体のクオリティが上がり続けてるなと思います(点数がインフレしてる感は拭えないですが)。


恋人を取り合うという設定自体はありがちですけど、そこに学生が混じってしかも神頼みっていうのはすごく面白い展開でした。


テンポ感も良くて、漫才を見ているような、でもめちゃくちゃコント師の演技力で不思議な感覚でした。



【7. 隣人】

隣人はもっと高得点でもいいんじゃないかと、そう思うくらい面白かったです。私が好きなので贔屓目なのかもしれませんが。


中村さんが終始顔が出ないというのも大変隣人らしくて良かったですよね。

少し古典的なコントというか(別に落語使ってるからとかではないです)、テーマ自体はすごい斬新なんですけど、真新しさを感じるかと言えばそうでもないというか。


にもかかわらずインパクトがちゃんと残って、わかりにくいボケも全然ない理想的なコントでした。今年はM-1でも初の準決勝以上に行ってほしいです。



【8. ファイヤーサンダー】

いや〜めちゃくちゃ面白かったです。なんかいつのまにか芸歴が長くなったファイヤーサンダーですけど、本当になんでこんなに決勝来るのに時間がかかったんだろうと思うくらい面白かったです。


ジグザグジギーと同じくお笑いメタ的なネタなんですけど、それががっつり表に出てないというか。

採点には影響しないものすごくちょうどいいラインを攻めていて、かつ見ている視聴者として共感もできて、絶妙なバランスのネタでしたね。



【9. サルゴリラ】

1本目、2本目ともに文句なしの1位でした。

やっぱり芸歴を重ねたこられた芸人さんの優勝って、本当にグッと来るものがあります。

もちろん若手の優勝もアツいですけど、ベテランにしか出せない味がありますよね。


2本とも同じワードや出来事(1本目のマジック)を「繰り返す」ことに特化したようなネタで、2本目は特にそれが炸裂していて最高でした。


私はどちらのネタも同じくらい好きでしたが、魚という本当になんでもない言葉がなぜか面白くなるあの感じは素晴らしかったです。

ああいう空間に観客を引き込んでしまった時点で、優勝は決まってたなと思います。



【10. ラブレターズ】

ラブレターズもジグザグジギーと同じく久々の決勝進出でしたが、個人的にはあまり好きなネタではなかったというのが正直なところです。


面白かったんですけど、中盤ただ音が大きいだけに感じてしまう時間があって、本当にただ騒がしいタイムがあったように感じてしまいました。

あそこが面白いという人もいるでしょうし、私のように感じる人もいるだろうなという感じでした。


会場のウケがネタの大きさにかき消されて分からなかったのでどれくらいウケてたのか分かりませんが、点数的には高かったので結構ウケてたのかもしれません。



ということで、以上が全組の感想でした。

私の好みなので本当に軽く読んで頂けるとありがたいのですが、大会全体としてはものすごくクオリティが上がってしまったなという印象でした。


しまったなというのは、今後ネタを作る側の芸人さん側も大変だろうなという意味です。

ただ、浜田さんのMCによって良い具合に緊張感は解れてるので、バラエティ番組として一定のバランスを保っているような気がしています。


でも今後どんどん面白くなるって考えると、やっぱり楽しみの方が強いですね。


長々と書いてしまいましたがこかで終わりにしておこうと思います。


M-1もいよいよ3回戦に入り、楽しみな時期が近づいてきております。

M-1に関しては準々決勝か、準決勝か分かりませんが、また時期を見て感想を書けたらなと思っておりますので、ご覧頂けると嬉しいです。