こんにちわ、学生です。

 

2023年に本戦が開催される、第12回ytv漫才新人賞の選考会がいよいよ始まりましたね。

M-1はもちろん毎年1番の楽しみですが、ytvも選考会から非常に楽しみにしている賞レースです。

 

まだご覧になっていない方は、↓から見られるので是非ご覧ください(部外者の宣伝)

 

 

 

今年はラストイヤーである芸歴10年目のコンビが12組中4組とかなり多いです。

NSC35期生には面白い芸人さんが多いという事実を再認識させられますね。

 

今回から敗者復活枠の採用に加えて、劇場のお客さん100名に聞いた口コミランキングというのも導入されていましたね。

このランキングが、選考会が全員漫才劇場メンバーだった今回限りで実施されたものなのか、それとも今後もやっていくものなのかが気になりました。

 

関西で活動する若手芸人に絞った賞レースなので当たり前といえば当たり前ですが、やはり漫才劇場所属の芸人が大半を占めますね。

賞レースに進出するような関西の若手芸人さんは大抵マンゲキに所属していらっしゃいますから。

 

 

さて、ということで感想を書いていきます。

 

 

【1. 豪快キャプテン】

口コミでは12位となってしまった豪快キャプテンからのスタートでした。

今回で選考会2回目の出場ですが、私は前回の時よりも非常に面白かったです。

 

昨年の出場時も面白かったんですが、個人名を多く出すネタだったというのと、時間帯にあまり適していないのもあって中々笑いづらいネタではあったんですよね。

 

ただ今回は非常にポップなテーマで、しかもテーマのポップさとは反対に中身はほぼ口論という、かなり漫才らしい漫才ですごく面白かったです。

 

踊りを教えるべーやんさんが山下さんに対し理不尽にキレているのも、そんなべーやんさんへの怒りのボルテージがどんどんと上がっていく山下さんも、ボケとツッコミのどちらも良かったです。

 

ただ、審査員の方々が仰っていた通り、その踊りが何の踊りなのかというところは回収すべきだったのかなというのは私も感じました。

 

「誰が音無しでやってんねん」というツッコミはものすごく良かったんですけど、それに対してどんな音楽やリズムを当てはめた踊りなのかというのを最後に明かす、というところを恐らく期待されていたのかなと思います。

 

 

【2. 20世紀】

昨年に続いて審査員方、特に巨人師匠はベタ褒めでした。

それも納得というか、やっぱり演技力がすごいんですよね。

 

いわゆる和牛みたいな演技力とはまた違った感じというか、ああいう演技力じゃないんですよね。

普通勢いをつけると演技の部分はある程度犠牲になるような気がするんですが、20世紀の場合は勢いが物凄いのにそれに演技がついてきてる、そんな印象です。

 

一つ一つのクレイジーなボケも面白いですが、そういった中で突然放り込まれる「腕太いね。SASUKEやってた?」というクールな失礼ボケなんかもあったりして、バリエーションの多さを感じるネタでした。

 

最近お互い追いかけ合うようなボケを入れるネタがなんか増えたような気がしていて(今回コウテイもネタに取り入れていましたね)やっぱりああいうくだりって面白いんですよね。

もちろんその前後の文脈があるからこそのボケなんですが、絵面だけでもパワーがあります。

 

中盤に腕で綿菓子を作って「ロックバスター!」と叫ぶボケがありましたが、会場にいる女性のお客さんには伝わったんですかね。

すごくウケていたので概ね伝わったのかなと思いますが、それと同時に今日のお客さん良いお客さんだなと感じました。

 

 

【3. フースーヤ】

最近フースーヤを見るときに意識していることがあって、「なるべく無闇に笑わないようにしよう」って思って見ています。

 

ただ、毎回それが無駄に終わるんですよね。

多分、我慢しようって思えば耐えられるはずなんです。

 

けど飲まれるというか、最初は「フッ」っていう笑いから始まって、気付いたら笑いを抑えられなくなっちゃうんですよね。

 

面白いのが、私がめちゃくちゃ面白かったなって思うネタって、ほとんどの場合大口開けて大爆笑するんですけど、フースーヤを見ているときは声に出さないように頑張ってるけど耐えられなくて口角が痛くなっちゃうんですよ。

別に声を出さないようにしよう。って思ってるわけでもないのに、なぜかそんな感じの笑いになっていますいつも。

 

私の話ばかりで全然感想になっていないんですが、やはり最近はどのネタを見ても面白いです。

ギャグと設定の流れの中でのボケが、ちょうど良いバランスでどちらもウケてるんですよね。

 

普通ギャグ漫才ってウケの重点がギャグに置かれがちなんですけど、彼らの場合ちゃんとギャグ以外のボケがウケています。

これがここ数年の本当に大きな変化で、この形を磨き続けたらM-1決勝絶対あるなって思ってます。

 

今回はアベレージが高く、365点という年度によっては通過できるような高得点でも6位という結果でしたが、まだ選考会は2回あるので是非とも通過して欲しいです。

 

 

ということで今回はここまでです。

ROUND1はスベったネタが一つもなくて、割と過去最高レベルだったかなと勝手に思ってます。

お読み頂きありがとうございました。