こんにちわ、学生です。

 

明けましておめでとうございます。

不定期ながら更新していくので、今年もお読み頂けると嬉しい限りです。

 

 

【10. カベポスター】

カベポスターは準決勝とは違うネタだったんですが、個人的にはこの敗者復活のネタの方が好きでした。

以前関西の賞レースか何かで見たことあるので知っているネタではありましたが、やはり良いネタは初見じゃなくても面白いですね。

 

準決勝のネタはカベポスターにしては珍しくシンプルな、ただ聞いているだけで笑えるようなネタだったんですが、敗者復活のネタは聞いている側がある程度頭を使いながら見るネタになっています。

 

個人的にはカベポスターに関しては見ている側が集中しないといけないくらいのネタの方が面白いと思っています。

普通はそういうネタって面白いよりも凄さが上回ったりするんですけど、彼らのネタは込み入ってれば込み入ってるほど私は聞いていて楽しいんですよね。

 

このネタも人によっては途中で頭がパンクするかもしれません。

浜田さんがツッコミの度にその都度補足をちゃんと入れてくれていますが、1度出たアーティスト名が2回目に登場するあたりからかなりややこしくなっていきます。

 

カベポスターはボケで笑いを取るネタとツッコミで笑いを取るネタのどちらもありますが、このネタは基本的にはツッコミで笑いを取っていて、非常に構成力が光っているなと思います。

 

アーティスト名はめちゃくちゃごっちゃになってるのに、歌詞はしっかりと頭に刻み込んでる永見さんも良いですよね。

 

 

【11. ニューヨーク】

多分言わなくても分かるとは思いますけど、もちろんニューヨークがやったのは準決勝とは違うネタです。

 

ニューヨークの有名人イジリネタは幾つかありますけど、まさかそれをこの敗者復活の舞台に持ってくるとは想像もしてませんでした。個人的にはですけど、こういうネタは上がりにくいだろうなと感じてしまいます。

 

私はすごく面白かったんですけど、こういう特定の誰かをイジるネタっていうのは他のネタ以上に人によって抱く印象が異なると思います。その有名人に対してどんなイメージを持っているか、そのイメージとどれだけギャップがあるかどうかというのがウケ具合に直結してくるので。

 

最初の「もう芸能界には慣れた?」っていうツカミが私の中では1番面白いツカミでした。というかネタ全体を通しても1番面白いと感じるボケでした。

 

しかしまぁ好きな芸人ランキングで1位を取ってすぐ、こういうネタを敗者復活に持ってくるニューヨークは本当に度胸がすごいですよね。この1位を維持しようという姿勢は微塵も感じないようなネタチョイスだったような気がします。

 

準決勝のネタでも良かったんじゃないかとも思うんですけど、そっちはそっちでテレビでやるにはギリギリなネタだったんですよね。ギリギリアウトかもしれません。

少なくとも何らかの物議は醸しそうな、そんなネタでした。

 

ニューヨークはすぐに返り咲くのではないかなと、みんなそう思っていることでしょう。来年に期待です。

 

 

【12. 男性ブランコ】

正直男性ブランコの3位という結果には、マユリカの6位という結果に次いで驚きが大きかったです。

 

キングオブコント準優勝で知名度を上げたとはいえ、やはり見取り図やニューヨークといったM-1における常連コンビを上回ったというのは物凄いことです。

 

本当に今年の結果は、敗者復活は決して知名度だけじゃ上がれないということをはっきりと証明するものだったと思いますね。

 

実際男性ブランコはウケ具合で見れば1、2を争うような感じでしたし、私も入れるか入れないか非常に悩むラインでした。結局入れてはないんですが...。

 

でもやはりKOCで知名度を上げたというのはなんだかんだかなり大きかったんじゃないかなと思いますね。

コントのイメージが付いたことで、より漫才も面白いんだという驚きも増したと思います。それくらい素晴らしいネタでした。

 

準決勝とは異なるネタでしたが、準決勝のネタもすごく面白かったんですよね。

でも恐らく、敗者復活においてはこの旅館のネタの方が正解の選択肢だったろうなと思います。

 

3回戦でも披露していたネタですが、その時よりも洗練されていて1つ1つのボケがより活きていると感じました。最後の全治癒とルンバの回収なんかは綺麗かつ面白くて、男性ブランコらしい回収の仕方だなと思いましたね。