こんにちわ、学生です。

 

この記事ではハライチ、真空ジェシカ、オズワルドのネタの感想を書いています。

よろしくお願い致します。

 

 

【4. ハライチ】

私は敗者復活はハライチには投票していなかったんですが、いざせり上がってくるハライチを見た時はなんだか感動してしまいましたね。

ラストイヤーってこともそうですけど、どんどんと世代交代が進む今のM-1の舞台に、2010以前のM-1を知るハライチが立っている、という事実がものすごく良かったです。

 

上沼さんに他の審査員の人たちおかしいよ、とまで言わせたハライチでしたが、まさしく彼らのバリエーションの広さを見せつけるための決勝だったと思います。

 

これまでのハライチは澤部さんを引き立てるようなネタが多く、岩井さんはそのアシストに回っていたと思います。それが今回、完全に岩井さんが主役となっていました。

普段これだけ暴れ回るイメージのない岩井さんだからこそ余計に面白くなるネタで、かつハライチが十分に認知されているからこそ成立するネタでもありましたね。

 

後半流石に岩井さんがおかしくなるくだりが繰り返されすぎかなぁとは思ったんですが、それもそのはずで5分半もあったんですよねあのネタ。

マイクから離れてブチ切れ出すのが澤部さんに切り替わって、それを岩井さんが今度は無視するみたいな変化も見たかったなという気持ちもありました。

 

ただやはりハライチは貫禄が凄かったですね。5回も決勝出るとこうなるんだなと。本当にお疲れ様でした!

 

 

【5. 真空ジェシカ】

事前の予想では客ウケは抜群だろうと思っていましたが、やはり確実に大きな笑いを取っていましたね。しかも全く外さないのがすごい。

 

審査員の方々にちゃんと伝わるのかどうかだけが心配だったんですが、それも概ね問題はなく、彼らの芸風を理解してもらえたという意味で来年に繋がったような気がしています。

案の定上沼さんは少し点数が低めでしたが、全体的にもっと点数が高くても良いんじゃないかなと感じました。

 

踏み絵、好きな法律だけ守る、ジャイロ回転のくだりなど、準決勝ではなかったくだりが結構あったんですよね。

準決勝では逆に高速道路を歩くというくだりがあり、そこのウケが少し微妙だったので恐らく変更したのでしょう。結果追加されたくだりはどれも他と同等レベルでウケていましたし、素晴らしい改変でした。

 

彼らのネタは形としてはオーソドックスなコント漫才でありながら、ボケやツッコミの種類で他とは一線を画しており、今回でファンになった方は多いような気がしますね。特に若い方にはすごくハマったんじゃないかと思います。

 

巨人師匠などの仰る漫才とは遠いのかもしれませんが、このスタイルを貫いていけば優勝できる実力があると思います。

ただ最後のオチだけいつも真空ジェシカはゴリ押しなんですよね。そこも好きなんですけど、やっぱり賞レースで勝つにはもう少し綺麗なオチが必要でしょう。

 

準決勝に進出したのも今年が初でしたが、今後決勝に行けなくても敗者復活に回ったらものすごく強いだろうなと思います。

 

 

【6. オズワルド】

もう最高でしたね。最高の出来でした。

これ以上ない東京漫才としての1つの完成形を見せたと思います。

 

出番順もまた良かったんですよ。これまで大爆発の後に登場してきたオズワルドでしたが、自分たちとはまた違うスタイルの東京漫才であり、かつウケも良かった真空ジェシカの後、というのは前のコンビの違いを見せるという点においてこれ以上ない順番だったと言えます。

 

過去2大会も十分な出来だったんですが、それでも今年は群を抜いて良かったです。

それだけにやはりこれを2本目でやってたら絶対に優勝だったろうなぁという気持ちもあります。

 

ただこのネタを温存していたら最終決戦に残れているかは分からなかったでしょうし、本当に難しいところですよね。

 

今回のネタは圧倒的にテンポ感があったのが印象的でした。独特の間がオズワルドらしくさせているんだと思っていたのが、これだけテンポが良いにもかかわらずしっかりオズワルドの色を残しているのが驚きです。

 

最後のビッグピースのくだりは準決勝ではなかったんですが、あのオチは半端じゃなく芸術的でした。もう鳥肌立ちましたよ。

 

今年優勝するつもりだったため、手の内が本当にすっからかんになったと伊藤さんが仰ってたんですが、それでも来年当然のように決勝に進むのがオズワルドだと思っています。応援してます!

 

 

今回はここまでとなります。

お読み頂きありがとうございました。