こんにちわ、学生です。
今回は奨励賞の感想です。
何もやる気が起きない時期が続いてしまい、投稿が遅れてしまいました。申し訳ございません。
新人賞の感想も書いているので、よろしければこちらもご覧ください。
【1. 見取り図】
今回奨励賞にノミネートされたのはアインシュタイン、祇園、プラス・マイナス、ミキ、見取り図の5組ですが、その中でストレートでM-1グランプリの決勝に連続出場しているのは見取り図のみです。
そういう点において見取り図はかなり圧倒的と言えますが、ネタも圧巻でした。
新人賞はしっかり笑いを取るところは取る、というコンビが多かったんですが、やはり貫禄と言うんでしょうか。見取り図は終始ウケ続けていました。
面白くないところが1つもなくて、観ている側を全く飽きさせないネタでした。
「結婚披露宴」という私も何度も観たネタだったんですが、それでも爆笑してしまいましたね。最後の畳み掛けなんかはもうお腹痛かったです。
見取り図の漫才では架空の名前が登場することが多く、今回のネタでは下の名前が「あみ」、苗字が「じびき」で「地引き網」という名前の司会者役をリリーさんが演じていたんですが、この名前が最後まで活きていたと思います。
盛山さんが節々で「おい地引!」と呼びかける、ただそれだけなんですが何度やってもちゃんとウケてましたし、何故だか面白かったですね。それだけ「地引き網」という言葉のチョイスがマッチしていたんだろうと思います。
私が見たことのないくだりも幾つかあったんですが、その中でも結婚披露宴の主役である盛山夫妻の子供の名前に関するボケが本当に面白かったです。
「天保山の天に、天保山の保に、天保山の山と書いて、あまほやまちゃんです」というもので、会場のウケは爆笑ではなかったんですが私にはドンピシャでハマりました。もうお腹痛いくらい笑いました。
私の中では奨励賞5組の中で見取り図が一番面白かったです。最高でした。
【2. ミキ】
ミキは今回の奨励賞ノミネート組の中では最も歴は短いですが、その中でも一番舞台に慣れているなと感じましたね。
実際舞台も相当な数出演されており、その経験がめちゃくちゃ活きているんだろうと思います。
2018年か2019年のM-1グランプリ敗者復活戦でも(すみませんどちらだったか定かでないです...)、大きな音を出して走っていたバイク(?)にアドリブで対応するなど、適応力の高さを見せていたミキでしたが、それがより強力なものになっていました。
ネタの終盤で、昴生さんが後ろからはみ出ているシャツをずっと直そうとしており、それを亜生さんが「まず前を直せや」と上手くツッコみ笑いに昇華させていました。
そこからの昴生さんの乗っかり方などは「兄弟」という相方とはまた別の信頼関係があるからこそ成立しているもののように見えますね。
ネタ自体は「柔軟剤のCMをやりたい」という話をベースに、昴生さんの容姿などをイジっていくというものなんですが、非常に安定感があります。
「アナと雪の女王」のネタなんかは近い部分がかなりあって、一連の流れを繰り返して笑いを取るという手法はテンダラーのネタに近いようなところもあります。
ミキの漫才は恐らく「うるさい」っていう感想を持つ方が今でも一部いらっしゃるとは思います。
ただ、以前ならそのように言われていたようなネタも、しっかりウケるようになっています。
これは恐らくここ最近のミキの活躍のおかげというのか、随分とミキというお2人の人間性が世間に浸透したことで、彼らのネタも受け入れられやすくなっているんだと考えています。
昨年のM-1では準々決勝で敗退となったミキですが、今年は賞レースに向けて仕上げてくるのか、非常に楽しみです。
2組のみで少々短いですが、今回はここまでです。
次回の後半もぜひご覧ください。お読み頂きありがとうございました。