こんにちわ。学生です。

3日ぶりに書いております。ということで最後の感想始めさせていただきます。

 

【13組目 ダイタク】



今まで準決勝に進出したことがあるコンビってダイタクだけですかね?間違っていたらごめんなさい。

双子で有名なコンビといえばダイタク、吉田たち、Dr.ハインリッヒあたりですが、M-1においてはダイタクが頭一つ抜けている感じがしますね。

私は昔から吉田たちを知っているので、双子で一番好きという話になると吉田たちになるんですが、いつも彼らは準々決勝で落ちてしまうんですよね...。上がれる実力あると思うんです私は。

 

盛大に話が逸れたので本題に戻ります。以前まで、私はダイタクのネタがめちゃくちゃ面白い、とまでは感じたことがなかったんですが、2019年の3回戦は非常に面白かったです。すごく緻密に練られていて、沢山練習したであろうことが伝わってくるようなネタでした。

 

そんなこともあって私の中でダイタクへの期待値はそこそこ上がっていたんですが、3回戦と比べると敗者復活戦のネタは少し及ばないかなという印象でした。お客さんの笑いの量も少し微妙だったかなと思います。

 

〜をやりたい、という王道コントが始まるかのように見せて、実際には兄弟喧嘩が始まるというネタだったんですが、所々良いフレーズがありました。「抽象的なダンス踊る」や「兄弟喧嘩を舞台には持ち込まない」などですね。

 

兄弟コンビであれば喧嘩ネタはよくあるパターンだと思うんですが、今回のダイタクの場合、そこが演技っぽくなってしまっていた(実際演技ではあるんですが)ことがネックになっているかなと思います。分かりやすいところでいえばミキなどは、本当にネタであることを忘れそうなぐらいの勢いがあります。ダイタクは落ち着き過ぎているので、喧嘩というテーマにはあまり合っていないのかもしれません。

 

ですが、やはり漫才自体の技術は高いので、その技術にぴったりと合うネタを作ることができれば、ものすごく伸びるんだろうなと感じました。

 

私の採点:90点

 

 

【14組目 ロングコートダディ】



ロングコートダディといえば、セルライトスパと同じく漫才とコントの二刀流ですが、本当にどちらも面白いです。敗者復活の場では人気がないことをイジられてましたが、まぁ確かに人気はな...何でもありません。

 

3回戦では「言葉のバレーボール」というネタをしていましたが、ロングコートダディの空気感満載で素晴らしかったです。

彼らの特徴として、どちらがボケ、ツッコミというのがはっきり決まっていないという点があります。笑い飯やジャルジャルなど、こういったコンビは独特の雰囲気を持っていますよね。

 

そんなこんなで私はロングコートダディのネタを楽しみにしていたんですが、彼らは期待を裏切らなかったです。空気感が独特過ぎて最早ついていけない人が出るレベルでした(もちろん褒め言葉です)。

 

「エビの天ぷらと合コン」 誰がこんなこと思いつきますか?

「俺エビの天ぷらが好きやねんけど、エビの天ぷらは俺のことどう思ってんねんやろ」

...いや知らんがな。

普通これで終わっちゃいますよね。普通は。こんなとこから展開できないですよ。

 

こんな変な題材なのに中身はかなりしっかりしてるのが余計に面白いんです。はじかみの「マジで名前だけでも覚えて帰ってください」とかすごいしっくり来るボケでした。しかもはじかみがガツガツ行くタイプなんかい!っていう...。

 

ロングコートダディは、向かって右側の兎さんが特に良い雰囲気を出しています。とぼけた感によって、彼が本当にエビの天ぷらと合コンしたがってる人に見えてしまうのが不思議です。

 

オチのセリフ詰め込みも最高でした。改めて見るとオールザッツ漫才のよぴぴさんを思い出しました。

 

私の採点:91点

 

 

【15組目 アインシュタイン】



最近大変人気のアインシュタインです。彼らは予選10位ということで惜しくも決勝に残れなかったんですが、準決勝ではどんなネタを披露していたんでしょうか。気になります。

 

私は数年前から、アインシュタインは河井さんのツッコミさえ変われば、もっと面白くなるのにと思っていました。どういうことかというと、言い方を漫才用に作り過ぎているように感じるんです。普段ネタ以外でツッコんでいる時の河井さんで漫才をすればなぁとずっと思っていたんですが、ここ最近はかなり良くなってきたように思います。

 

以前はフットの後藤さんに似ていると勝手に思っていたんですが(なので後藤さんのこと好きなのかな?と思ったり)、どんどんツッコミが河井さんのものになってきており、今まさに発展途上かなという印象を持っています。

 

本題のネタですが「クルージング」という設定のネタでした。私は舞台で一度見たことがあったので知っていたのですが、その時は勝負ネタとは思っておらず、もちろん舞台なので尺はもう少し長いんですが、洗練してもM-1で勝つのは難しいネタかなという感想でした。

 

このネタは稲田さんの見た目イジリが多め、ということがその理由です。

稲田さんの見た目は強烈なインパクトがあるので、もちろんそれをイジらない手はないんですが、あの場にいる人でアインシュタインを見たことない人はいませんよね。そういう意味では、見た目イジリというのは効果が薄くなってしまいます。

それに、彼らはそれをしなくても十分面白いですしね。

 

ですが、もちろん面白くなかったわけではありません。先ほども言った通り河井さんのツッコミも良くなっていて、テンポもありましたし、素潜りをするくだりで舞台を広く使っていたのも良かったです。

 

あと、河井さんが終始鼻水が出て寒そうなのがちょっと可哀想でした。

結果としては4位だったんですが、決勝に行ける可能性が十分にあるコンビだと思います。応援しましょう。

 

私の採点:88点

 

 

【16組目 トム・ブラウン】



遂に最後のコンビとなりました。最後がトム・ブラウンっていうのもなんだか面白いですね。

もう何というか、何といえばわからないですこのコンビは(それを言わないといけない場だろ)。

昨年決勝進出を果たし、一気に知名度を上げたわけですが、今年もしっかり準決勝まで進んでいます。さすがです。

 

彼らのネタは全て(私が知っている限り)色んなものを合体させるというものなんですが、それでもウケるのがすごいです。実際面白い、というか何か笑わさせられちゃいます。

 

今回のネタは「安めぐみを作りたい」という、相変わらず深く考えたらダメなネタでした。彼らのネタは何だか知らないけど笑っちゃう。それが持ち味ですからね。

 

内容に関しては難しくてあまり書けないんですが、個人的に「めとらで米良さん」っていう、意味わからないのに何だか納得させられるこのボケが好きでした。本当に意味はわかんないですけど。

 

ツッコミの布川さんがボケの度にみちおさんの頭を思い切り叩く、というのも彼らの特徴の一つなんですが、あれは確実に必要ですよね。同じく全力で頭を叩くカミナリとは、違う役割をあの叩きが果たしています。

 

カミナリが叩いた後にツッコミのフレーズを言うのに対して、トム・ブラウンは叩くのと同時に「ダメーー」というフレーズを言うことで、それ自体もツッコミなのにボケみたいになっています。よってあの叩きは必須。証明終了。

 

変な冗談はさておいて、終盤みちおさんが思わず嗚咽してしまうというハプニングがありましたが、最高でした。ネタを必死に作っている芸人さんには失礼なんですが、やはりああいったハプニングはネタをも超える場合があります。

なのでネタの序盤や中盤でハプニングがあると、逆にそこが笑いのピークになってしまって厳しくなるんですが、終盤に起こると好機になる可能性があります。狙って出すものではないので難しいですね。

 

私の採点:89点

 

 

以上で敗者復活戦全組の感想は終わりです。

4パートに分けて書かせて頂きましたが、果たして全て見たという方はいるんでしょうか。そんな人は恐らく変な人か不思議な人のどちらかでしょう(失礼)。

これまで決勝からM-1に関してのみ書いてきたんですが、これからは芸人さんに関して色々書きたいことを書こうかなと思っております。

 

好きな芸人さんの好きなネタについて長く書いたりするかもしれません。

見て頂けると、大変幸いです。

特に面白いことも思いつかないのでこの辺で終わります。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!!

次回作にご期待ください!!